カメムシ。
聞くだけで嫌悪感が湧いてきます。隙間から宅内に侵入してきたり、洗濯物にくっついてたり・・・下手に触ろうもんなら、あの洗ってもなかなかとれない強烈な刺激臭で対抗してきます。
あのニオイのもとには毒性があるらしく、あまりの大量発生に頭に来た人が素手で捕まえまくったところ、手の皮が剥けてしまったのだとか・・・
都会では目にする機会は少ないですが、田舎に行くとほんとに大量にいますからね。
しかし今回はカメムシの話ではありません。「金のカメムシ」です。
もとい『ジンガサハムシ』です!
サイズ感やフォルムがカメムシっぽいので勘違いしてしまいますが、カメムシではありません。
その神々しいお姿はこちら。
想像以上に金!ほんとに純金みたいな色してます。
このジンガサハムシ、ハムシ科の昆虫らしく個体によって少しずつ色は違う事があるようですが、写真では見事に金色。
金色というだけでなく、体の周囲には透明の薄板があります。これはカメノコハムシ類共通の特徴なのだそうです。こちらも驚きですよね。
体調は約7~8mm程度。金色の部分が盛り上がっています。
そして一番驚いたのは、日本では北海道から九州まで分布していて、国外ではシベリア、中国からベトナム、インドに渡る広い分布域を持つということ。
いやみたことないし。
ただ、種としては雑草をたべているので害虫でもないし、役に立つ益虫でもなく目立たない。決して少ないわけでは無いそうだが、葉の裏などにじっとしている虫で表に出るときはよく飛ぶのだそうで、見かけることが少ないみたいですね。
こんなにきれいならぜひ一度見てみたいものです。その辺にいると言われてもまったくピンときませんが、死ぬまでにみたい・・・