日学・黒板アート甲子園をご存知ですか?黒板-白板メーカーの日学株式会社が、2015年から開いている全国の中高生を対象にした黒板アートの大会で、10月22日に「日学・黒板アート甲子園2020」の結果が発表されました。
■メイン大会(黒板アート高校生) 最優秀賞
好文学園女子高等学校 / 好文学園黒板アートAチーム(11人) / 懐かしい未来
<制作エピソード>(日学・黒板アート甲子園サイトマップより)
ボッティチェリの「春」という作品をオマージュし、いつもの春の楽しく気持ちも踊るような日常を描きました。コロナ禍の影響で普段当たり前のようにできていたことができなくなってしまったことや、自分たちの失われた日常への気持ちを黒板に込め、楽しげな雰囲気を表現しました。
■ジュニアの部(黒板アート中学生) 最優秀賞
川崎市立金程中学校(神奈川県) / 美術部2年(3人) / 『セカイ創造』※大会史上初の2年連続受賞
<制作エピソード>(日学・黒板アート甲子園サイトマップより)
「黒板のうらがどうなっているのか・・・」を考えて描きました。
普通の黒板は普段の姿、倒れた黒板の裏は自分たちの想像の世界、つまり、マイワールドを表しています。タイトルも含め、色の鮮やかさや描いたものの印象で非現実的感のある世界にしました。
タイトル『セカイ創造』の世界、がカタカナなのは、現実空間である
「世界」と区別をつけるためです。この作品を通して、自身のオリジナリティーを表現する楽しさを感じてほしいです。
また、日学・黒板アート甲子園サイトマップではスペシャルムービーも公開されています。学生たちの頑張る姿や、作り上げた作品は教室の黒板なので消される運命にあるんですが、その消される様子も映っていて、泣けます。今年はコロナ禍で、きっと例年通りに思うような活動ができなかった学校もあるかと思いますが、そんな中、黒板アートにひたむきに努力し素晴らしい作品を生み出した若い力に感動しました。