フィルム感をPhotoshopで再現
誰もが写真や動画の撮影するようになり、スマホなどに搭載されたカメラ機能(編集、加工、AI解析)で美しく思い出を残すことができるようになりました。皆が同じような写真を撮れるようになったのは良い事なのですが、面白みにかけるというか、なんというか。他の人と同じ写真じゃ、つまらないと思いませんか?
今回は、きれいに撮られた写真をあえてフィルムで撮ったような画像にしてみました。
今回も、pixabayさんからお借りしています。
https://pixabay.com/photos/woman-model-portrait-pose-style-4349857/
pixabay
Pixabay(ピクサベイ)は、著作権フリーの画像や動画素材を無料で提供するサイトです。学校や職場での利用に適しており、セーフサーチ機能やAI生成メディアの非表示機能も備えています。
【Pixabayの特徴】
- 著作権フリーで、商用利用も可能
- クレジット不要で利用できる
- パブリックドメインのコンテンツが豊富に用意されている
- プレゼン資料やデザイン作成に役立つ
- YouTube動画などにも使用できる
Photoshop
早速フォトショップで始めていきます。
トーンカーブ
新規にトーンカーブの調整レイヤーを加えます。レイヤーパネルの下にある白黒の丸いアイコンをクリックするとメニューが現れますので「トーンカーブ」を選択します。
■[トーンカーブ]
トーンカーブとは写真の明るさや明暗の比率(コントラスト)を自由に調節するためのものです。 「トーン」とは「調子」と言う意味で、写真では軟調~硬調などのような用語としても使われます。 その「調子」を曲線を使って思い通りに調節できるのがトーンカーブです。
属性パネルにトーンカーブの調整画面が表示されます。
この線の1番左とその少し右側をそれぞれドラッグして上に上げます。
左端は上に上げて、黒の部分を明るくしています。カーブを上に上げたことで写真のシャドウ部分が明るく淡くなりました。
カラーバランス
今度はレイヤーパネルから[カラーバランス]の調整レイヤーを追加します。すると属性パネルにカラーバランスの調整画面が表示されます
■[カラーバランス]
色調補正の[カラーバランス]とは名前の通り、画像の持つカラーのバランスを整えるのに特化した機能です。例えば、撮影した写真が想像してた以上に青かったり、黄みがかっていたりした場合に有効です。
かならず階調が[中間調]になっていることを確認してから、スライダーを以下のように動かします。
シアン-レッド:-10
マゼンタ-グリーン:+25
イエロー-ブルー:+25
画像によって変わると思いますので、それっぽい感じでやってみて下さい。
同じパネルの階調(ハイライト)を調整します。
シアン-レッド:-10
マゼンタ-グリーン:+5
イエロー-ブルー:+10
主に肌や空などの明るい部分が変更されました。
ノイズテクスチャ
表面を荒くするためにテクスチャ(傷の入ったガラスなど)を上に乗せてみましょう。大きさはキャンバスすべてが隠れるように配置します。
レイヤーの描画モードをスクリーンに変更します。
続いて、不透明度を20%に落としましょう。これも使用するテクスチャによりますので、不透明度は拡大したら見えるかなぐらいで調整してみて下さい。今回は20%にしました。
再度、トーンカーブ
少し明るすぎると感じましたので、再度トーンカーブの左端のシャドウを下げてみました(ほんの少しです)。
完成
何らかのテクスチャーを重ねることでいろいろな演出ができますので、色々と試してみると面白そうです。
SNSなどの投稿で、撮ったままの写真を載せるのもいいですが、たまには違う感じの投稿をしてみてはいかがでしょうか。