まるでアナログ放送時代の砂嵐のような看板!屋外でも鮮明に見えて脳がバグるアート

11年前(もうそんなに経つのか・・・)の2011年7月24日、44都道府県(東日本大震災の被災3県を除いた)で、地上波アナログ放送が終了しました。 1953年のテレビ放送以来、58年の長い歴史に終止符を打ちました。

それ以来、見ることがなくなったあの「砂嵐」。(スノーノイズ)

深夜の放送がない時間帯や、規定のチャンネルに周波数が合わないとき、砂嵐と共に「ザーーーーーー」と流れ続けるノイズは、珍しいものでもなんでもありませんでした。

時を同じくして、箱型だったブラウン管から薄型テレビ(液晶・プラズマ方式)に置き換えられていき、”砂嵐”=ブラウン管という思い出が残っている。

 

そんな砂嵐が、薄型で、しかも昼間の屋外に登場しました。

それがこちら!

window display

これはまさしく、ブラウン管の・・・いやアナログ放送の砂嵐ノイズ!

それが今にも吹き飛ばされそうな、ペラッペラのテレビでしかもビルの屋上に!

そもそも薄型テレビの光量では、屋外でこんなに鮮明に見えるはずもないのですが・・・

 

これは一体・・・と脳みそがバグってしまいました。

 

正体は動画で

 

この砂嵐看板の正体は、チェコ・スロバキアのアーティスト、ドゥシャン・ヴァナ氏のアート作品。

この作品は、「Wind display」と名付けられており、無数に取り付けられた小さい板が、風によって回転してまるで砂嵐のように見えているというからくりでした。

他にカラー作品もあり、こちらも風が吹くとノイズに見えてしまいます。

 

なんとも印象的な、まるでデジタルアートのようなアナログ作品ですが、Z世代以降の若年層はそもそもこれをみてもテレビの砂嵐ノイズ(スノーノイズ)とは思わないでしょうし、アナログ放送時代のノイズを覚えているから、これがデジタル作品に見えたり、不思議な感覚に陥っているのかもしれません・・・と相変わらず脳がバグったままなのでした。

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