湾曲した紙の上にオブジェクト(画像)をはめ込む
今回もPhotoshopで遊んでいきたいと思います。
今回のお題は「湾曲した紙の上にオブジェクト(画像)をはめ込む」作業をします。
使う画像ですが背景となる曲がった紙はAdobeに搭載されたAIで作ります。その上にフリーの画像を貼ってみます。
はめ込む画像はいつものpixabayさんからお借りします。
https://pixabay.com/
https://pixabay.com/illustrations/look-plate-woman-drawing-vintage-8432000/
まずはPhotoshopを立ち上げます。
サイズは900pxの正方形にしました。
画像生成で背景を作る
背景画像を探しても良いのですが、なかなか良いものが見つからなかったので、Photoshopの生成AIを利用して作ってみました。やり方はとても簡単でプロンプトに作ってもらいたいものを入力するだけです。キャンバスの下にある「画像を生成」のボタンを押します。
プロンプトに具体的に何を生成してほしいのかをタイプします。
わたしは「暗い背景の前に反り返ったA4サイズの白紙を配置して下さい」と入力しました。その結果3種類の画像が生成されました。更に欲張って生成させると違ったトーンの画像が作られます。
埋め込む画像に合わせた長方形を作る
画像をドラッグして配置しました。
次に画像の選択範囲を作りますので、画像のレイヤーの左にある小さなサムネ画像を[Ctrl+クリック]で画像の範囲を作ります(画像の外周に点線が現れればOKです)。
レイヤーを一つ増やします[Ctrl+Shift+N]。
選択範囲の塗りつぶし
選択範囲が作成された状態を維持したまま、新しく作ったレイヤー上で塗りつぶしを実行します。
塗りつぶしのアイコンをクリックして描画色で塗りつぶしをします。何色でもいいので描画色を決めておいて下さい。
スマートオブジェクトに変換
塗りつぶしのレイヤーをスマートオブジェクトに変換します。レイヤーの上で右クリックするとメニューが現れますのでスマーオブジェクトに変換を選択します。
変形させる
ベタ塗りの画像を背景の上に合わせて変形させていきます。
最初に「多方向に伸縮」で変形します。
編集の画面で、紙に合わせて長方形の端をドラッグし、形を調整します。ここでは四隅を合わせるだけです。レイヤー1の下にある画像は一旦非表示にして、塗りつぶしのレイヤーは不透明度を下げて作業しました
ワープで変形
次に「ワープ」で変形していきます。
上部メニューから「編集」>「変形」>「ワープ」をクリックします。
まず、赤い部分の真ん中あたりをドラッグして、背景の曲がった紙の中心辺りに移動します。
4つのハンドルを操作して背景に合わせて変形させます。
ハンドルだけでなく赤い部分をドラッグすることでうまく調整してみましょう。
画像をはめ込む
ワープで変形した長方形のレイヤーをダブルクリックしましょう。
別ウィンドウ開きますので、はめ込む画像を配置して下さい。
配置が完了したら保存して元の画面(タブ)に戻ります。
収まったようです。
赤いオブジェクトを作った際に不透明度を下げていましたので80%にしてみました
乗算で背景になじませて完成です。
端のほうで調整が甘いところもありますが、いい感じだと思います。