斜光線を描画
建築物の内部写真でよく目にする光景で、窓から差し込んだ光が写されてきれいな画像をよく目にすると思います。
以下の写真はPhotoshopの画像生成で「太陽の光が大きな窓から差し込む大聖堂」とプロンプトに入力して生成された画像です(奥に祭壇がないのが残念です)。
今回はPhotoshopを使ってこんな感じの画像を作ってみたいと思います。
画像の準備
今回もpixabayさんの画像を使用させていただきます。
月明かりの夜にでも撮影されたのでしょうか?雰囲気のある写真です。
https://pixabay.com/photos/church-chapel-inner-space-cross-4067797/
Photoshop
さっそくPhotoshopで作業開始です。
使用した画像がW1280px、H869pxでしたので同じサイズのキャンバスを作りました
塗りつぶし
まずは、背景を塗りつぶします。
上部のメニューから「編集」>「塗りつぶし」>内容をブラックとしてOKを押すと黒いキャンバスになります。
レイヤーを追加
新規にレイヤーを追加します。レイヤー名はご自由に付けていただいて構いません(ここでは光線1と付けました)
スマーオブジェクトに変換
そのまま作業を進めたいところですが、レイヤーをスマートオブジェクトに変更しないとうまくいかないことが検証時に分かりましたので「光線1」のレイヤーを右クリックして変更しておきます。
楕円選択ツール
左のツールから楕円選択ツールを選択します。
画像の中央部分を選択します。
選択範囲のぼかし
「選択」→「修正」→「選択範囲のぼかし」を選択し、「ぼかし半径」を200ピクセルに設定します。「OK」を押します。
背景色・前景色を設定
背景を黒、前景を白に設定します。
雲を描画する
「光線1」のレイヤーをクリックしてアクティブになっていることを確認した後、
フィルター > レンダリング > 雲を選択します。
中心から外にぼんやりとした雲の模様が出来たらOKです。
放射状ぼかし
「光線1」にフィルターを使って光線のように変えてみましょう。
1レイヤーをクリックします。フィルター > ぼかし > 放射状ぼかしを選択し、パネルを下図のように設定します。
量を99に設定し、 ぼかし方法としてズームを選択します。ぼかしの中心を左上隅に移動(マウスでドラッグ)します。
こんな感じになればOKです。
レベル補正
太陽光線をより目立たせるには、「イメージ」>「色調補正」>「レベル補正」を選択し、「入力レベル」を「25; 0.65; 200」に設定します。
光線っぽくなりましたでしょうか?入力レベルはお好みで調整して下さい。
ブラシにする
光線が出来ましたのでブラシに登録してみましょう。
レイヤーパネル下の塗りつぶしまたは調整レイヤーを作成から階調の反転を選択します。
「編集 > ブラシを定義」 に移動し、ブラシに「光線1」という名前を付けます。
後は写真の上でブラシを使うだけです。
写真をPhotoshopで表示して、左のツールからブラシを選択すると、上のブラシに作成されたブラシが表示されています。
レイヤーを追加
ここからは新規のキャンバスで作業しますので、画像をPhotoshopで新しく開いて下さい。
サイズや角度などを調整するために新規レイヤーを一つ追加して下さい。
画面上にブラシが現れますので、新規レイヤーが選択されていることを確認してクリックします。
新規レイヤーの光線(レイヤー1)は大きさや角度、位置など変更できますので利用する画像に合わせて調整してみて下さい。
何気なく撮った写真でも、斜光線があるだけで雰囲気が良くなることがあります。
お試しになってみて下さい。