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北斎と4人の巨匠たち

「日本人の魂・冨嶽今昔(こんじゃく)三十六景」~北斎と4人の巨匠たち~

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京で葛飾北斎の描いた「冨嶽三十六景」のオリジナルを富士フイルムの1億画素ラージフォーマットデジタルカメラGFX100で複写した画像4点を大型銀写真プリントに仕上げて展示。

「冨嶽三十六景 駿州江尻」(複写プリント)葛飾北斎 山口県立萩美術館・浦上記念館蔵(浦上コレクション)

合わせて日本を代表する写真家4人の富士山を題材とした作品各8点を銀写真でプリントされた写真が展示されます。

写真家のプロフィール

「湖畔の春」撮影:岡田紅陽 収蔵岡田紅陽写真美術館

岡田 紅陽(おかだ こうよう)
1895 – 1972年、新潟県生まれ。生涯をかけ富士山写真の礎を築く。紙幣や切手に採用された作品も多く、日本人が心のどこかにもつ富士山のイメージの原風景となっています。1952年に日本写真協会を創設。日本写真界の発展と写真文化の向上に貢献しました。

南アルプス千枚岳から「雲海と富士」 撮影:白籏史朗

白簱 史朗(しらはた しろう)
1933 – 2019年、山梨県生まれ。岡田紅陽に師事後、世界の名峰、そして日本国内の名峰を撮影した日本山岳写真の第一人者です。その重厚で壮大な作品は国内外で高い評価を受け、2000年にスイスのアルバート・キングⅠ世記念財団より山岳写真家としては初の「功労勲章」を授与されました。

山梨県勝山村(現富士河口湖町)から「桜と富士」撮影:竹内敏信

竹内 敏信(たけうち としのぶ)
1943年、愛知県生まれ。鋭利な感覚と確かなテクニックを持つ風景写真の第一人者です。ライフワークとして「日本人の原風景」を追い求めるなかで、富士山を日本人の原風景の象徴と位置づけ、自身の心に描く富士を撮影し続けました。2004年に日本写真協会賞年度賞、2008年に第六回藤本四八写真文化賞を受賞しています。

©Yukio Ohyama

大山 行男(おおやま ゆきお)
1952年、神奈川県生まれ。富士山のすべてを見たいと富士山麓に自らの手で自宅を建て、日々富士と対峙。撮影にあえて自作のエイトバイテン(8×10)大型カメラを駆使するなど、独自の作風、境地を追い求め続けています。2010年に日本写真協会賞作家賞を受賞しました。

この機会に是非、足を運んでみて下さい。

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