近年ニュースでも取り上げられるようになった「闇バイト」。高額な報酬と引き換えに、違法な犯罪行為に加担するアルバイトのことです。
「短時間、簡単な仕事で高収入!」といった、SNSやインターネット掲示板での言葉に惹かれ、意図せずに手を出すと、家族や大切な人を傷つけてしまったり、人生がめちゃくちゃになってしまうリスクがあります。
そんな「闇バイト」を検知し、“誰もが働く喜びや幸せを感じられる社会の実現”に向けて、ディップのバイト情報サイト「バイトル」が、生成AIを活用した取り組み「闇バイトチェックAI」の実施を開始しました。
ディップの求人情報サイトでは、毎月「闇バイト」の目視審査を実施しており、今後も審査に注力していく必要があるため、生成AIや自然言語処理技術を活用した検知ツール「闇バイトチェックAI」の開発・活用に至ったとのこと。
ネットやSNS上で公開されている事例データを用いた少数データ学習により、高い精度での即時対応が可能で、目視審査に比較して80%程度の時間削減が見込まれているそうです。
その一方で、今のAI技術では、文章に特徴が現れる顕在的な闇バイトの検知に限られるため、潜在的な闇バイト検知にも対応するべく、「バイトル」などのサイト上でユーザーから申告を受ける「闇バイト相談窓口」を2024年1月中に公開予定としているとのこと。
求職者が安心して仕事を探せる環境が整っていくといいですね。