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【子どもにいつスマホデビューさせるのか問題】我が家の中2男子のタブレットデビュー

子どもにいつスマホ・タブレットデビューをさせるのか、なかなか悩ましい問題です。我が家の場合、つい最近、中2の息子に専用のタブレットを与えました。息子のスマホ・タブレットデビューについてはこれまでずいぶん慎重に考え、周りをみてもかなり遅い方だったと思います。しかし、自分専用の端末は無くても親のスマホをしょっちゅう使っていたし、この問題は、家庭環境や年齢・保護者の知識など様々な違いがあり一概にこうとは言いにくいですが、少しでも参考になればと我が家のケースをご紹介します。

家族構成

【息子】我が家の一人息子、現在中学2年生。
【母】 筆者。12年程前からスマホを使用。基本、機械オンチ。
【父】   ゲームをこよなく愛する40代。仕事柄、ICTには詳しい。我が家のデジタル大臣。

息子のネット環境歴

息子がこれまでどんな風にスマホやネット環境に触れてきたかをご紹介します。

・5歳(年長)
小学校入学を前に、「みまもり携帯」を持たせる。通話登録は10件までで、簡単なメッセージ・画像を送れる。GPS機能付き。今現在も活躍中で、生存確認や位置確認に便利。遊びに行くときは携帯が義務。

・小学5年~
このころから、両親のスマホを使いこなし、ゲームなどに手を染め始める。周りでは、すでに自分のスマホを持っている子も現れ、興味が湧き始める。勝手にメッセージアプリをダウンロードしていたことが母親にバレ、しばらくスマホ禁止になる。

・小学6年~
進研ゼミのタブレット講座を始める。

※イメージ

勉強のために制限されたものではあるが、自分だけのタブレット。進研ゼミ会員とのグループチャットなどを楽しんでいたが、勉強の進み具合はカメより遅い。現在もなんとか継続中。

・中学1年~
両親のスマホでYouTubeや漫画アプリを楽しむように。暇さえあればスマホを触るのでいつも怒られる。スマホを持たせてほしいと熱望するが、目標成績を達成できないので、それは持ち越しとなっている。(ちなみに、目標成績は定期テストの学年10番以内を3期連続キープ)SNSのアカウントはTikTokのみ見る専門で許可。

・中学2年~
中学校で1人1台のタブレット端末が整備される。授業・宿題の提出・コロナ禍のオンライン授業などで活用。最近では、タイピング検定にはまっている。
そして、秋ごろ、父親のスマホ買い替えに伴い、初期化されたiphone7を手に入れる。それまで隙を見ては両親どちらかのスマホをいじっていたので、そのストレスが無くなればと自宅Wi-Fi限定で使えるように。本人が希望していたLINEは禁止、Youtubeやゲーム中心の使い方。しかし、スマホ依存がますます進み、私たちのストレスは増えることに。

ゲーム機について

ゲーム機に関しては、子どもが携帯ゲーム機などを持ち歩きどこそこでゲームに興じる姿が嫌だったので、我が家では携帯ゲーム機は買わないことを息子にも小さい頃から伝えていました。

なので、初めてのゲーム機は小学2年生のクリスマスプレゼントでサンタさんから届いたWii U。マリカーと通信カラオケ専門で、桃鉄とスプラトゥーンに一時期はまりましたが、基本的に家族で遊び、ネット対戦はしない決まり。

そして中学1年の春。世はコロナ禍に突入し、中学入学早々休校に。勉強を頑張る・家の手伝いをするなどの約束で、コロナ禍のおうち時間を充実させる意味もあり、プレステ4導入。これは青春時代プレステのサッカーゲームにはまっていた父親も熱望していたもので、二人でサッカーゲームとフォートナイトに興じるようになりました。現在では、父親の使用頻度が増してます。

でも、結局スマホでもゲームをするので、移動中の車の中とか出かけた先でもしょっちゅうスマホを触っていました。ゲームと一括りにしても、私たちの子ども時代とは全然形が違うので、ルールに関しては本当に徹底すればよかったと反省しています。(例えば一日1時間までと時間制限するとか)

怒られる理由ナンバー1はスマホ。でも親も反省。

子どもとスマホあるあるだと思いますが、息子もスマホ依存と言っていいくらい、しょっちゅうスマホを触っていました。「義務を果たして権利を主張しなさい」が我が家の基本。なので、勉強や部活、お手伝いなどを終えてからのスマホタイムのはずが、留守番時や親がみてない隙間時間でずっとスマホ・・・。もう何度怒ったか分からないくらい怒りました。でも、全然治らないんですよね、なぜか。

なんでこうなったのかと振り返ると、私たち親も反省点が。そう、私たちも大人も子どもから見るとしょっちゅうスマホ触っているんですよね。仕事の時もあるので全部が悪いわけではないのですが、LINEの返事とか、SNSのチェックとか、恐らく息子は小さい頃から親がしょっちゅうスマホ触っているのを見て育ったので、違和感が無いんだと思います。その反面、私たちアラフォー両親は、スマホの良いところも悪いところもまだまだ勉強中の身で、電子機器を使わないアナログな遊びの面白さも、ファミコンやゲームボーイなどのゲーム機の楽しさも知っている世代。できれば、のびのびと育ってほしい願いがあるので、どうしても子どもからスマホを離したがってしまいます。

「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、もしあまりスマホなどから遠ざけた子ども時代を送らせたいと思っているなら、まず子どもの前ではスマホをいじっている姿はあまり見せない方がいいと思います。(あくまで個人の感想ですが、これは本当に反省しています。)

スマホと視力低下

ここで一つ記しておきたいのが、スマホと視力低下。息子の視力は、小学5年生までは両目2.0。それがいきなり、小6になって左目だけ視力がガクンと落ちました。学校の視力検査の結果分かったのですが、もちろん眼科案件となり、両目の視力が違いすぎると支障があるので小6で眼鏡デビュー。息子の友達も同じように片眼の視力がいきなり落ちていたので、恐らくスマホが原因だと思います。本当に、いきなり視力が落ちます。眼鏡やコンタクトは経済的にも避けたいところ。お気をつけください。

スマホは高校生からと決めていましたが・・・

我が家では、スマホは高校生からと決めていました。前述したように、テストの成績で目標達成できれば持たせる約束でした(部活との両立で相当頑張らないと達成できない目標をあえて設定しました)が、中高生でのSNSのトラブルや事件もよく起きていたし、息子の性格上まだ早いと判断し、これはずっと前からの我が家の決まりでした。

しかし、コロナ禍で急に休校になったりすると、家電や自分のみまもり携帯でなんとか友達と連絡を取ろうとする息子を見て、少し可哀そうに・・・。突然「明日から休校です」となると、やっぱり友達同士で連絡取りたくなりますよね。息子の友達のほとんどが自分のスマホやLINEのアカウントを持っており、そのことでいじめられることはありませんでしたが、コミュニケーションの場となっている学校自体に行けないとなると、何か他の方法を考えないといけないなというのが、今回息子にタブレットを与えるきっかけになりました。

スマホかタブレットか・・・それが問題だ

いざ、息子に専用端末を与えるとなると、『スマホかタブレット、どちらを選ぶか』問題がありました。息子はスマホ希望だったのですが、それは高校生からと決めていたし、普段の使い方が動画を観たりするのか多かったので、タブレットにしました。また、これまで我が家にタブレットがなかったので、高校生になって息子が手放せば私たち親が使えるというのも、タブレットにした理由の一つです。

ルールについて家族会議・設定

タブレットを持つにあたり、ルールを家族会議で決めました。これまでも何かにつけルールは決めていたのですがなあなあになっていたので、ここは慎重に、でも大人の意見だけを盛り込んだ規制にはならないよう気を付けながら、3人で話し合いました。その一部を紹介します。

・平日の使用時間は21時半まで。翌日が完全に休みの日は23時まで。
・LINEのグループ作成は基本的になし。ただし、家族や部活はOK。その他必要があるなら要相談。
・やることをやってからの使用が原則。
・自分の部屋では使わない、リビングで使うこと。
・外に持ち出さない。
・新しくアプリのダウンロードしたいときは、一度親に相談すること。
・SNSアカウント作成は禁止。
・今の成績が下がったりルールを守れないときは、使用禁止とする。
・普段は親がタブレットの内容を見ることがないが、様子がおかしいと判断したら中を見る。
・課金はしない。

ちなみにタブレットは、夫が契約している携帯電話会社のショップに行って、ipad airを購入。
家に持ち帰りいざ設定となると、大事なパスワードは親しか分からないようにしたり、アダルトサイトなどの閲覧ができないようにフィルタリングを設定したり、これが結構大変!我が家のデジタル大臣の父親が頑張ってくれました。

1週間経過して・・・

息子がタブレットを持つようになって1週間、今のところはルールも順調に守られています。息子にしてみれば、高校生までは絶対ダメと言ってたので、急にタブレットが手に入って嬉しい反面、ちゃんとしなきゃというプレッシャーもあるんだと思います。

スマホは高校生から・・・と決めていた我が家ですが、コロナ禍などもありタブレットという形で少し予定よりも早く持たせたことになります。しかし、いきなり高校生でスマホデビューよりも、タブレットで練習期間とするのもいいのかなと。「子どもにいつスマホ・タブレットデビューをさせるのか」については本当に答えがない難しい問題だと思いますが、生活を豊かにしてくれるものとして上手に付き合っていきたいですね。

 

 

 

 

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