Flightradar24・FlightAware・ADS-B Exchange・AirNav Radarの4サービスは、どれも世界中のフィーダーからデータを集めています。でも、それぞれ運営の考え方も強みもまったく違います。
この記事では、実際に4サービスすべてにフィードしている立場から、各サービスの特徴・フィーダー特典・使い分けの考え方を整理します。
ADS-Bのフィード先は4つある
ADS-Bフィードの主な送り先は、Flightradar24・FlightAware・ADS-B Exchange・AirNav Radarの4つです。
どれも世界中のフィーダーから受け取ったデータを地図上に表示するサービスですが、運営主体や特徴・フィーダーへの扱いが異なります。
| サービス | 運営 | 本社 |
|---|---|---|
| Flightradar24 | Flightradar24 AB | スウェーデン |
| FlightAware | Collins Aerospace傘下 | アメリカ |
| ADS-B Exchange | JETNET傘下 | アメリカ |
| AirNav Radar | AirNav Systems | ポルトガル |
ADSB.imのADS-B Feeder Imageを使えば、Web画面から4サービスへのフィードをまとめて管理できます。特定の事情がない限り、全部に同時フィードするのが現実的です。
Flightradar24
Flightradar24は、航空機追跡サービスの中で世界最大のユーザー数を持つサービスです。
スマートフォンアプリとして最も広く使われており、「飛行機アプリといえばFlightradar24」という認知度があります。2023年時点で世界最大のADS-Bネットワークを持つとされています。
https://www.flightradar24.com/
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フィーダー特典
自宅のアンテナからデータを送信すると、「Contributorプラン(コントリビューター)」が無料で付与されます。データの送信が続く限り、プランが維持される仕組みです。なお、有料プランを契約済みの場合、Contributorプランへの自動切り替えは起きないため、手動でのキャンセルが必要です。
Flightradar24の公式サポートページ(support.fr24.com)に、最新の特典内容と注意事項が掲載されています。
こんな人向け
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普段からアプリで航空機を見たい
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データを最も多くのユーザーに届けたい
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MLAT(電波の到達時間差を利用した位置推定)にも参加したい
FlightAware
FlightAwareは、航空業界での実績が深いフライト追跡サービスです。
2021年にCollins Aerospace(レイセオン・テクノロジーズ傘下)に買収されており、航空会社・空港・業務用途での使用実績があります。FlightAwareの公式ブログによると、2025年時点で196か国に4万台以上のADS-B受信局があります。

フィーダー特典
フィーダーになると、通常は月額80ドル以上の「Enterpriseアカウント」が無料で使えます。フィード開始後、アカウントに自動で適用されます。
Enterpriseアカウントで使える主な機能は次のとおりです。
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機体のレジスト番号(尾翼番号)の確認
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最大8か月分の飛行履歴へのアクセス
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無制限のフライトアラート設定
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広告なしのフルスクリーン地図
さらに、「My ADS-B」という専用の統計ページが使えます。自分の受信局のカバー範囲・1日の受信機数・グローバルランキングなどを1時間ごとに更新して確認できます。アンテナの改善に役立てやすい情報が揃っています。
こんな人向け
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受信局の受信範囲や統計を細かく管理したい
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特典として使える機能を最大限に活用したい
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航空業界標準のデータ精度を重視する
ADS-B Exchange
ADS-B Exchangeは、フィルタリングなしの生データを提供することで知られるサービスです。
「世界最大の無フィルタADS-Bコミュニティ」を標榜しており、Flightradar24やFlightAwareで除外される機体もそのまま表示します。2023年1月にJETNETに買収されましたが、オープンでフィルタリングなしという運営方針は維持されています。
Flightradar24などの商用サービスは、プライバシー設定のある機体や特定の航空機を地図から除外する場合があります。ADS-B Exchangeはそのような制限をかけていない点が、大きな違いです。
https://globe.adsbexchange.com/

フィーダー特典
フィーダーになると、次の機能が無料で使えます。
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広告なし地図
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プレミアムマップレイヤー(衛星画像など)
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詳細な機体情報・ADS-Bデータへのアクセス
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機体オーナー情報
アカウント登録は不要で、フィーダー確認ページ(adsbexchange.com/myip)から有効化できます。
こんな人向け
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軍用機・プライベート機など、他サービスで見えない機体を追いたい
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オープンなデータの考え方に共感できる
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研究や情報確認にデータを使いたい
AirNav Radar
AirNav Radarは、ポルトガルのAirNav Systemsが運営する航空機追跡サービスです。
日本での認知度はFlightradar24より低いですが、174か国以上に2万7,000台以上の受信局を持つ大規模ネットワークです。スポッター・航空愛好家向けの機能が充実しており、受信局ごとのダッシュボード「MyStation」はリアルタイムで更新されます。
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フィーダー特典
フィーダーになると、通常は年額399ドル相当の「Businessサブスクリプション」が無料で付与されます。
MyStationダッシュボードでは、次の情報を確認できます。
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受信局の受信範囲(ポーラーチャート)
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受信局の稼働時間
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ローカル・グローバルランキング
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MLAT同期ステーションの地図表示
こんな人向け
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受信局のランキングや稼働状況を可視化したい
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フィーダー特典の価値(換算額)を重視したい
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ADSB.imからシンプルに連携したい
4サービスのフィーダー特典を比較する
4サービスのフィーダー特典をまとめます。
| サービス | フィーダー特典 | 特典の目安 |
|---|---|---|
| Flightradar24 | Contributorプラン(無料) | 有料プランに相当 |
| FlightAware | Enterpriseアカウント(無料) | 月額80ドル相当 |
| ADS-B Exchange | 広告なし地図・プレミアム機能(無料) | サブスク相当 |
| AirNav Radar | Businessサブスクリプション(無料) | 年額399ドル相当 |
特典の内容・条件はサービス側の判断で変更される場合があります。最新の情報は、各サービスの公式サイトでご確認ください。
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Flightradar24:https://support.fr24.com
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FlightAware:https://flightaware.com
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ADS-B Exchange:https://www.adsbexchange.com
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AirNav Radar:https://www.radarbox.com
どのサービスを選べばいい?使い分けの考え方
結論として、4サービスすべてにフィードするのが最もシンプルな選択です。
ADSB.imのADS-B Feeder Imageは、Web画面から複数サービスへの同時フィードを管理できます。特定のサービスを外す理由がない限り、全部に登録して各サービスの特典を受け取るのが合理的です。
「どれをメインで使いたいか」によって、参照するサービスは変わります。
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普段からアプリで見たい → Flightradar24
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受信局の統計をしっかり管理したい → FlightAware(My ADS-B)
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フィルタなしの生データを見たい → ADS-B Exchange
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ダッシュボードでランキングを確認したい → AirNav Radar
実際に4サービスを並行して使ってみると、表示できる機体の種類や件数に微妙な差があることがわかります。同じ時間帯でも、サービスによって表示されている機体が異なる場合があります。
まとめ
Flightradar24・FlightAware・ADS-B Exchange・AirNav Radarは、それぞれ強みが異なる4つの航空機追跡サービスです。
フィーダーになることで、各サービスの有料機能が無料で使える特典を受けられます。ADSB.imを使えば、4サービスへのフィードをまとめて管理できます。
4つ全部にフィードして、自分が使いやすいサービスをメインにしていくのが、実際に試してみた上での一番の感想です。
FAQ
Flightradar24・FlightAware・ADS-B Exchangeの違いは何ですか?
運営主体と特徴が異なります。Flightradar24はスウェーデンの企業が運営する世界最大規模のサービスです。FlightAwareは航空業界での実績が深く、米Collins Aerospace傘下にあります。ADS-B Exchangeは、軍用機などのフィルタリングを行わない「生データ」の提供を特徴とするサービスです。
ADS-Bフィードは複数サービスに同時にできますか?
できます。ADSB.imのADS-B Feeder Imageを使えば、Flightradar24・FlightAware・ADS-B Exchange・AirNav Radarへの同時フィードをWeb画面から管理できます。
フィーダーになると本当に有料機能が無料になりますか?
各サービスともフィーダー向けの特典を提供しています。たとえばFlightAwareは月額80ドル相当のEnterpriseアカウント、AirNav Radarは年額399ドル相当のBusinessサブスクリプションが無料になるとしています。ただし、特典の内容や条件はサービス側で変更される場合があります。最新の情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
ADS-B Exchangeは他のサービスと何が違うのですか?
ADS-B Exchangeは、軍用機・プライベート機など、他のサービスでは非表示になる場合がある機体もフィルタリングなしで表示する点が特徴です。「世界最大の無フィルタADS-Bコミュニティ」を標榜しており、オープンなデータ提供を方針としています。2023年1月にJETNETに買収されましたが、方針は維持されています。
AirNav Radarはどんな人に向いていますか?
受信局のダッシュボード機能を重視する人に向いています。MyStationページでは、受信範囲・稼働時間・ローカル/グローバルランキングをリアルタイムで確認できます。アンテナ性能を他のフィーダーと比較したい人や、受信局の運用状態を細かく把握したい人に使いやすいサービスです。
ADSB.imから4サービス全部にフィードできますか?