沖縄に行くたびに、ちょっと思っていたんです。
「沖縄料理、好きなんだけど……観光客向けのお店って、正直そこまで感動しないこともあるよね?」と。
もちろん雰囲気は楽しい。三線が鳴って、泡盛があって、チャンプルーが並んで、それはそれで沖縄に来た感はある。
でも、値段はしっかり観光地価格。味は悪くないけど、心の底から「うまっ!」となるお店には、なかなか出会えていませんでした。
そんな私が今回行ってみたのが、那覇・平和通りの超有名食堂「花笠食堂」です。
たしかこの日は、沖縄でセミナーか何かがあって、女3人で参加していました。
その合間のランチで「せっかくなら気になっていたあそこに行ってみようか」と入ったお店です。
黄色い看板、昔ながらの店構え、店先の食品サンプル。
前を通るたびに「ここ、絶対おいしいやつだよね」と思っていたのに、なかなか入る機会がなかったお店です。
国際通りから平和通りへ。黄色い看板の超有名食堂「花笠食堂」

花笠食堂があるのは、沖縄・那覇の国際通りから平和通りに入ったあたり。
那覇の平和通り周辺を歩いたことがある人なら、黄色い看板を見たことがあるかもしれません。
花笠食堂は、沖縄の家庭料理が食べられる超有名食堂。
観光客にも知られているお店ですが、店構えにはちゃんと昔ながらの沖縄食堂感が残っています。
昔ながらの食堂感が強すぎて、逆に映える
沖縄そば&ラフテー
@花笠食堂さん pic.twitter.com/6vKCcIjEct— nami (@namnamnam_sea) May 8, 2026
黄色い看板、昔ながらの食品サンプル、年季の入った店構え、沖縄のおばちゃんが切り盛りする空気感。
花笠食堂は、有名店なのに変に作り込まれていないところがいいんです。
作られたレトロではなく、ずっとそこで営業してきた食堂のレトロ。
観光地の近くにありながら、ちゃんと沖縄の大衆食堂らしさが残っている。
こういう場所で食べるごはんって、写真にも記憶にも残るんですよね。
メニューが多すぎて悩む。のん兵衛は「ビールCセット」へ
花笠食堂は、とにかく定食の種類が多いんです。
沖縄そば、チャンプルー系、煮付け、揚げ物、汁物、ごはんもの。
あれもいい、これもいい、と見ているだけでなかなか決まらない。
こういうとき、のん兵衛は悩みます。
定食でお腹いっぱいにしたいわけではない。
でも、オリオンビールを飲みながら、沖縄っぽいつまみをちょこちょこ食べたい。
ということで今回は、ビールCセットにしました。
ビールCセット1,350円。のん兵衛にちょうどいい沖縄つまみ盛り

今回頼んだのは、ビールCセット 1,350円。
オリオンビールに、そうめんチャンプルー、ポークフライ、焼きポーク、三枚肉が付いてくるセットです。
沖縄でいう「ポーク」は、いわゆるスパムのようなランチョンミート。
焼きポークは香ばしく、ポークフライは衣のサクッと感と塩気がビールにぴったり。
三枚肉は、豚バラを甘辛く煮た沖縄らしい一品。
そうめんチャンプルーのやさしい味、ポークの塩気、三枚肉の甘辛さ。
そこにオリオンビール。
派手じゃないけど、しっかり沖縄。
オリオンビールを飲みながら、沖縄っぽいものをちょこちょこと食べられる、のん兵衛にはかなり良いセットでした。
初グルクンから揚げ。美味しすぎて割り箸が折れる

そして、3人でシェアしたのがグルクンから揚げ 750円。
グルクンは沖縄県魚としても知られる魚で、沖縄料理店ではから揚げで出てくることが多いそうです。
私は今回、初めて食べました。
これが、思っていた以上に美味しい。
白身魚のような淡白さがありつつ、揚げた香ばしさがしっかりあって、ビールにも合う。
骨のまわりの身をちょっとずつつまんでいると、気づけば無言になります。

一緒に行ったお姉さんは、美味しすぎて一生懸命食べすぎた結果、まさかの割り箸を折っていました。
魚がうまいと、人は箸を折る。
そんな名言が生まれそうな勢いでした。
国際通り周辺で沖縄郷土料理を食べるなら、かなりおすすめ
いやー、本当においしかったです。
もっと早く行けばよかった。
前を通るたびに気になっていたのに、なかなか入る機会がなかった花笠食堂。
実際に行ってみたら、地元感があって、ちゃんと美味しくて、「ああ、こういう沖縄料理が食べたかったんだよな」と思えるお店でした。
観光客向けに作り込まれた沖縄料理ではなく、昔からこの場所にある食堂の味、という感じ。
正直、沖縄で食べた沖縄料理の中で、ここが一番しっくりきたかもしれません。
派手ではない。
でも、ちゃんとうまい。
そして、ちゃんと沖縄。
那覇・国際通り周辺で「観光地っぽすぎない沖縄料理」を食べたい人には、花笠食堂、かなり推せます。