今回向かったのは、別府駅近くの高架下にある「べっぷ駅市場」。
以前、別府を旅したときに立ち寄って、あの少しレトロで生活感のある雰囲気が印象に残っていた場所です。


そのべっぷ駅市場がリニューアルしたと聞いて、
「きれいになりすぎてたら、ちょっと寂しいな」
と思いつつ、やっぱり気になって行ってきました。
リニューアルした「べっぷ駅市場」へ

べっぷ駅市場は、JR別府駅のすぐ近くにある市場です。
高架下にあるので、別府駅周辺に泊まる人や、電車移動の前後に立ち寄りたい人にも使いやすい場所です。
入口には「BEPPU STATION MARKET」の文字。

以前のレトロな雰囲気を知っている身としては、少しドキドキしながら中へ入りました。

中はたしかにきれいになっていました。
でも、ただ新しくなっただけではなくて、昔ながらの市場っぽさもちゃんと残っている感じ。
お惣菜を買う人、観光で立ち寄った人、ちょっと飲みに来た人。
いろんな人が自然に混ざっている雰囲気があって、私はすぐに「あ、ここ好きだ」と思いました。
お目当ては「味一匠」のぎょろりん

今回のお目当ては、練り物専門店「味一匠」のお魚コロッケ「ぎょろりん」。
味一匠は、べっぷ駅市場の中にある創作割烹練り物専門店です。
店先には、お魚コロッケやおにぎり、お惣菜が並んでいて、見ているだけで楽しい。
赤ちょうちんが下がっていて、揚げ物やおにぎりが並んでいる。
この雰囲気、飲兵衛センサーが反応しないわけがありません。
今回は、味一匠さんが飲めるお店も始められていたので、そちらに入ってみることにしました。
注文はメモに書くスタイル

お店に入って、少し面白かったのが注文の仕方です。
注文は、メモ紙に自分で書いて、お店の方に渡すスタイルでした。
混んでいるときや、飲み物を頼むお客さんが多いときには、たしかに便利なのかもしれません。
ただ、このときのお客さんは私ひとり。
「すいません」と声をかけると、お店の方が席まで来てくれる。
私が書いた注文メモを渡す。
お店の方がキッチンに戻る。
また追加したくなったら、私がメモを書いて「すいません」と呼ぶ。
そしてまた、お店の方が来てくれる。
この流れを何度かやっているうちに、
「あれ、私なにしてるんだろう」
と、ちょっと笑ってしまいました。
お客さんが私だけなら、席からそのまま
「ハイボールお願いします」
「ぎょろりんハーフお願いします」
でよさそうな気もします。
でも、お店にはお店のやり方があるのでしょう。
海外から来た方には、日本語でメモを書く注文方法は少しハードルが高いかもしれません。
ただ、今なら翻訳アプリの画面を見せてやり取りする方が、逆にスムーズなのかもしれないですね。
こういう小さな「ん?」も、旅先のお店で飲む楽しさのひとつだったりします。
まずは、ぎょろりん

まずは、お目当てのぎょろりん。
すり身を使った、お魚コロッケです。
本当は4枚入りらしいのですが、私はひとり。
すると、お店の方が「2枚のハーフもありますよ」と教えてくださいました。
ありがたい。
ということで、今回はハーフをお願いしました。
衣はサクッと軽いというより、じゅくっと油を含んだ感じ。
正直、少し油っぽさはありました。
でも、中のすり身はしっかり味があって、ぷりぷり。
たまごのタルタルをつけて食べると、これがまたおいしい。
揚げ物にタルタル。
そこにハイボール。
もう、間違いない組み合わせです。
肝和えにはレモン

ので、つい心の中で、
「かぼすじゃないのかい」
と思いました。
季節が違うのかな。
でも、肝和えはお酒に合う味で、麦焼酎にもぴったり。
こういう小鉢があると、つい飲み物を追加したくなります。
大分といえば麦焼酎
ハイボールから始まり、次は大分らしく麦焼酎へ。
大分といえば、やっぱり麦焼酎。
今回は二階堂のソーダ割をいただきました。
昼から市場で揚げ物をつまみながら、麦焼酎を飲む。
旅先でこういう時間を過ごしていると、
「ああ、来てよかった」
と思います。
観光名所をたくさん回る旅もいいけれど、こういう地元の市場で飲む時間こそ、旅の記憶に残るんですよね。
本当はもっと食べたかった
本当は、ほかにも気になるメニューがありました。
どちらも、飲兵衛としてはかなり惹かれるメニューです。
でも、この日はまだ別のお店にも行きたいと思っていたので、ここでストップ。
旅先では、胃袋と相談しながら飲まないといけません。
とはいえ、こういう「まだ食べたかったな」と思うメニューがあると、また次に来る理由になります。
砂ずりも焼いてもらいました

そして、私は砂ずりが大好きです。
メニューにあると、つい頼んでしまうもののひとつ。
今回も焼いてもらいました。
コリコリした食感と、焼き目の香ばしさ。
そこに麦焼酎。
はい、もう優勝です。
昼飲みって、夜飲みとは違う幸せがあります。
少しだけ罪悪感があるのに、旅先だから全部許される感じ。
これがいいんです。
ひとりでも入りやすいけど、注文方法は少しクセあり
今回入ったお店は、ひとりでも入りにくい雰囲気ではありませんでした。
お店の方も、ぎょろりんのハーフを教えてくれたりして、ひとり客にもやさしい印象です。
ただ、注文をメモに書いて渡すスタイルは、人によっては少し戸惑うかもしれません。
日本語に慣れていない外国人観光客だと、最初は少しハードルが高く感じるかも。
逆に、混雑しているときには注文の聞き間違いが減りそうなので、便利な面もありそうです。
私が行ったときはお客さんが私だけだったので、ちょっと不思議な感じがしましたが、これも旅先での体験として面白かったです。
きれいになっても、市場の楽しさは残っていた
リニューアルしたべっぷ駅市場は、たしかに以前よりも明るく、歩きやすく、今っぽい雰囲気になっていました。
でも、私が好きだった「市場らしさ」もちゃんと残っていました。
お惣菜を買う人。
立ち寄って飲む人。
駅へ向かう人。
観光でふらっと来た人。
いろんな人が自然に混ざっている感じが、とてもよかったです。
昔のレトロな雰囲気が好きだったので、正直、リニューアル後は少し不安もありました。
でも実際に行ってみると、きれいになりすぎてつまらないという感じではなく、旅行者にも入りやすくなった市場という印象でした。
べっぷ市場編はまだ続きます!