博多駅には、飲食店がたくさんあります。
せっかくなら、まだ行ったことのないお店を開拓してみたい。毎回そう思うのですが、博多駅に着くと、ついつい足が向いてしまうお店があります。
博多ほろよい通りにある「日本再生酒場 もつやき処い志井」です。
今回もまた、吸い込まれるように入ってしまいました。
沖縄へ向かう前、博多駅でひとり飲み
今回、博多へ来たのは、福岡に住む友人たちと合流して沖縄へ行くため。
那覇へ転勤した友人の家に、みんなで遊びに行くことになっていました。
出発日は金曜日。友人たちは仕事を終えてから合流するため、予約していたのは19時過ぎの飛行機です。
私は友人たちより少し早く、夕方には福岡へ到着。
合流まではまだ時間があったので、博多駅でちょっと飲んで待つことにしました。
博多駅に来ると、ついつい寄ってしまう日本再生酒場

博多駅には、本当にたくさんのお店があります。
ほかのお店も開拓したらいいのでしょうが、あまりに数が多くて、どこに入ろうか迷ってしまいます。
そんなとき、結局向かってしまうのが日本再生酒場です。
駅から近く、ひとりでも入りやすい。店の雰囲気も、注文したいものも分かっています。
特に今回のように、飛行機の時間まで軽く飲みたいときには、この気軽さがちょうどいいのです。
「今度こそ別のお店へ」と思いながら、今回もいつもの店に入りました。
芋焼酎の炭酸割りともつ焼き

九州の焼酎、なかでも芋焼酎が好きなので、この日は芋焼酎の炭酸割りから始めました。
芋焼酎らしい風味はありながら、炭酸で飲み口はすっきり。
このあと飛行機に乗るので、飲みすぎないようにと思いつつ、焼きたての串を前にすると、やはりお酒が進みます。
こちらへ来たら、外せないのがもつ焼きです。
もつ焼き5本盛りを注文しました。

焼きたての串は香ばしく、かむと脂のうまみがじゅわっと広がります。
ジューシーですが重たすぎず、塩加減もちょうどいい。芋焼酎の炭酸割りにもよく合います。
新しいお店で初めての料理を味わう楽しさもありますが、食べる前から「きっとおいしい」と分かっている安心感も捨てがたいものです。
何度来ても、やっぱり注文したくなる安定のおいしさでした。
白味噌のもつ煮込みに、母の味を思い出す

もつ焼きと一緒に、もつ煮込みも注文しました。
白味噌を使った、やさしくまろやかな味わいです。もつにも味がしっかりとなじみ、たっぷりとのったねぎもよく合います。
食べながら思い出したのが、九州出身の母が作っていたホルモン煮込みです。
まったく同じ料理ではありませんが、母も白味噌を使っていたため、どこか懐かしく感じました。
外で食事をしていると、味や香りから昔の記憶がふとよみがえることがあります。
おいしさだけでなく、母の料理まで思い出させてくれた一杯でした。
まだ時間があったので、ごまさばを目当てにもう一軒
一軒目を出ても、友人たちとの待ち合わせまではまだ数時間あります。
せっかく博多へ来たのなら、福岡らしいごまさばも食べておきたい。
そう思って「博多駅 ごまさば」と検索し、見つけたお店へ向かいました。
駅から三百歩横丁にある「魚がし うお助」です。
店の前まで来てみると、以前にも一度訪れたことがあるお店でした。
そのときは、お刺身か何かをさっと食べて店を出たような気がします。詳しいことは覚えていませんが、まったく初めてのお店へ入るときとは違う、少しだけ安心感がありました。
まずはハイボール。お通しは鯖寿司

席に着いて、まずはハイボールを注文しました。
そして驚いたのが、お通しです。
運ばれてきたのは、鯖寿司が一切れ。
一般的な小鉢のお通しを想像していたので、これにはびっくりしました。
肉厚の鯖と酢飯は、すっきりとしたハイボールにもよく合います。ごまさばを待つ間に軽くつまむどころか、これだけでも立派な酒の肴です。
お通しから鯖寿司が出てくるとは思わず、うれしい驚きでした。
ごまさばは1,100円。想像していたものとは少し違いました

目当てのごまさばは、1,100円。
博多駅近くのお店ということもあって、なかなかいいお値段です。少し観光地価格も入っているのかな、という印象でした。
私が想像していたのは、切った鯖を醤油やごま、薬味であえた、福岡でよく見かける定番のごまさばです。
ところが、運ばれてきたのは、鯖にお店特製のごまだれがたっぷりとかかったごまさば。

店頭では、その「ごまさばのたれ」も販売されていました。
思い描いていたごまさばとは少し違いましたが、食べてみると、これはこれでおいしい。
濃厚なたれが鯖によく絡み、しっかりとした味で、ハイボールにもよく合います。
正直なところ、今回はもう少し素朴な、定番のごまさばを食べたかった気持ちもあります。
それでも鯖はおいしく、良いつまみになりました。
お通しの鯖寿司とごまさばで、魚をつまみながらハイボールを楽しめたので、二軒目としては十分満足です。
女性ひとりでも楽しめる、博多駅のはしご酒
この日は最初から二軒行くつもりではありませんでしたが、待ち合わせまでの時間を使って、思いがけずひとりはしご酒になりました。
一軒目では、もつ焼きと芋焼酎の炭酸割り。
二軒目では、鯖寿司とごまさばをつまみながらハイボール。
どちらも気軽に入れる雰囲気で、女性ひとりでも過ごしやすいお店でした。
博多駅周辺には、お店同士の仕切りが少ない横丁のような飲食スペースもあり、店内の様子を見ながら入りやすいのが魅力です。
夕方以降は、仕事帰りの人や旅行客でにぎわいます。
静かに長居するというよりは、活気のある雰囲気のなかで、短い時間でも料理とお酒を楽しみたい人に向いていると思います。
博多駅に来ると、やっぱり飲みたくなる
博多駅には、まだ入ったことのない魅力的なお店がたくさんあります。
次こそは違うお店に行ってみよう。
毎回そう考えるのですが、駅に着くと、また日本再生酒場へ向かってしまいます。
そして時間に余裕があれば、福岡らしい魚料理を求めてもう一軒。
駅から近く、ひとりで入りやすく、短い時間でも好きな料理とお酒を楽しめる。
私が博多駅でついつい飲んでしまう理由は、きっとそこにあります。
友人たちと合流する前から、すでに旅が始まっているような気分になった夕方でした。
次に博多駅へ来たときこそ、新しいお店を開拓できるでしょうか。
そう思いながら、きっとまた、いつものお店へ入ってしまう気がします。
※メニューや価格は訪問時のものです。変更されている場合があります。