Dyson Zone(ダイソン ゾーン)
掃除機などを手掛けるダイソンが今年(2022年)3月に開発発表していた、ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホンを年明けの1月に中国で販売を開始すると発表し、全仕様をこうかいしました。
都市の大気汚染
世界人口の半分以上が都市部に居住し、2050年にはこの割合が7割に達すると予想されているそうです。
都市部の人口の増加に伴い、交通、建設、輸送などのインフラも発展し、大気汚染や騒音の発生など、私たちの生活環境に影響を及ぼすことが容易に想像できます。Dyson Zone™空気清浄ヘッドホンは、都市の騒音と大気汚染という2つの課題に取り組むため設計され、先進的なリチウムイオン電池とUSB-C充電を搭載しています。オーディオ再生だけで50時間、空気清浄機能とオーディオ再生を合わせて4時間の再生時間を実現しており、わずか3時間で100%まで充電できるとのことです。
空気清浄機能
空気清浄機能ということで、耳だけでなく、ユーザーの鼻と口も覆うことができます。
ハウジングの中にコンプレッサーを備え、二重構造のフィルターを通して空気を吸い込み、浄化された2つの気流が非接触型シールドを通して着用者の鼻と口に流れる仕組みです。
静電フィルターは0.1μの粒子状汚染物質を99%捕捉。カリウムを含んだKカーボンフィルターはNO2やSO2などの都市汚染の代表的な酸性ガスを浄化するそうです。なお、フィルターの寿命は最長12カ月となっています。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング機能に関しては、内蔵している11個のマイクのうち8個をANC(アクティブノイズキャンセリング)システムに使用。毎秒384,000回、周囲の音をモニタリングして、最大38dBまで周囲のノイズを低減しています。
また、2つの内蔵マイクによるビームフォーミング技術とノイズ抑制技術により、クリアな音声通話や音声録音、音声コントロールが可能となっています。
3月にはアメリカ、英国、香港、シンガポールにて販売開始予定です。日本については未定とのことです。