先端恐怖症の方、ごめんなさい。
例のウィルスの流行で、この冬インフルエンザワクチンの需要が高まる可能性があります。
厚生労働省は、「今年は過去5年で最大量(最大約6300万人分)のワクチンを供給予定ですが、より必要とされている方に、 確実に届くように、ご協力をお願いします。」と呼びかけています。
そもそもなぜ痛い?
インフルエンザのワクチン注射。あの注射はなぜ痛いのか?
痛い理由は・・・
皮下(ひか)注射という注射だから!- ワクチンの成分に痛くなるものがあるから!
■まず、皮下注射をすると、ワクチンの液体は皮下組織の中に留まり、注入量に応じてその部分が無理に膨らんだ状態になります。次第に吸収されるのですが痛みが生じます。
■ワクチンの成分による違いですが、インフルエンザワクチンは毎年中身(ワクチン株)が変わっていて、その製造株により痛み方が違うとされています、製薬メーカーによって見解の違いがあり、痛みとの関連性ははっきりしていません。
インフルエンザ予防接種の痛みを軽くするには
皮膚に針を刺すわけですから、痛いのはあたり前です。しかし、その痛みを軽くする方法はあります。
擦る
人は転んで打撲などを起こした時に「痛っ!」とぶつけたところを擦ります。擦ることで痛みがコントロールできることを経験的に知っています。痛みだけが与えられたときには、刺激はそのまま脳に「痛み」として伝達されますが、あらかじめ圧迫するという刺激が与えられていると、この信号が先に伝達され、痛みの信号がブロックされ脳に伝わりにくくなります。
接種前に甘いもの、乳児には母乳を飲ませる
甘いものを接種前に体に取り込むことで内因性オピオイドが分泌され、有効と言われています。母乳は母親に抱かれていることでの皮膚接触を通じた安心感や、母乳中の乳糖を甘く感じて内因性オピオイドが分泌されることが関与すると考えられています。
気をそらす
楽しいことや好きなことに熱中することで痛みを減らすことができます。
子どもの場合、年齢にあった方法が大事でビデオを見せたり、おもちゃで遊ばせるなどは、いずれも有効性が確認されています。
それでも、激しい運動をしたあとの筋肉痛が、何日も続くようなら医療機関に相談しましょう。