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エアコンの「夏じまい忘れ」に要注意!

秋のエアコンはカビの温床に!冷房で酷使したエアコンはしっかりとお手入れを

連日危険な暑さとなった今年の夏。気象庁によると、今夏の平均気温は全国的に平年を大きく上回り、1898年に統計を取り始めてから最も暑くなりました。
各家庭やオフィスで例年以上に酷使した今年のエアコンですが、秋は猛暑の間に酷使したエアコンにホコリや油分などの汚れがたっぷりたまっていて、カビ菌の繁殖やニオイが発生する原因になってしまうことが多い季節です。

今年は10月も気温が高くなることが予想されており、お手入れをしないままに暖房シーズンに突入してしまうことが予想されます。

今夏のエアコンの使用状況

エオリアでおなじみのパナソニックがスマホアプリ(エオリアアプリ)を通じて入手したエアコンの使用状況から全国の利用時間と利用増加時間を公表しています。

■夏のエアコン利用時間ランキング 2023

今年8月、全国で最もエアコン冷房利用時間が多かったのは秋田県で、1日平均14.29時間、1ヶ月平均442.91時間という結果になりました。

パナソニック「エオリア」調べを引用

 

■夏のエアコン利用増加時間ランキング 2023

今年8月、昨年同月と比較して全国で最もエアコン冷房利用時間が増加したのは北海道で、1日平均5.72時間、1ヶ月平均で177.39時間もの増加となりました。

パナソニック「エオリア」調べを引用

北海道・東北地方の全7道県が上位に!

気象庁によれば、8月の気温平年差は北海道で+3.7℃、東北で+4.2℃となりました。エアコン利用増加時間ランキングにおいても、北海道・東北地方の全7道県が上位7位を席巻することとなり、その全てで1ヶ月平均で100時間以上昨年からエアコンの利用時間が増加しています。

利用時間が増えるということはカビなどの原因分子も増えるということ。

秋カビ

カビは気温20〜30℃、湿度70%以上で最も繁殖しやすく、多くの胞子を作ります。真夏より湿気が多く気温が下がる秋は、カビの繁殖条件と合致しており梅雨どきと似ているのです。

これから、エアコンを使わない日もあると思いますので、冬を前に一度清掃することをおすすめします。

ポイント① フィルターの定期的なお手入れ

エアコンフィルターのお掃除が大切です。フィルターの汚れは、能力の低下、消費電力の増加につながります。掃除機でホコリを吸い、それでも汚れが落ちない時は薄めた中性洗剤で洗い、陰干しをしてしっかり乾燥させてください。

© Panasonic Corporation

ポイント② 内部クリーン機能や送風運転を活用

冷房中の結露により水分がたまったエアコン内部を乾燥させることが、実はカビ対策に効果的です。内部クリーン機能がエアコンに搭載されていれば使用しましょう。

また、内部クリーン機能が搭載されていないエアコンの場合は、冷房運転の後に「送風運転」を3〜4時間行い、エアコン内部を乾燥させましょう。

© Panasonic Corporation

ポイント③拭き掃除でカビ菌を防止!

エアコンに汚れがたまるとカビ菌のエサになるため、汚れている場所(通風路、フラップ等)を拭き掃除してください。このときのポイントは、見える部分のみです。

これはやっちゃダメ!

エアコンのクリーニングは高い専門知識が必要です。ご自身でエアコン内部の洗浄をしないでください。誤ったクリーニング方法(除菌剤やお掃除スプレーをするなど)を行うと、内部に残った洗浄剤で故障の原因につながる恐れがあります。専門業者に依頼しましょう。

高いところに設置してあるエアコンですのでお掃除は大変ですが、冬に備えて計画してみてはいかがでしょうか?

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