原型を忠実に、現代の住空間に合わせた改良を加えて販売開始
toolbox(株式会社TOOLBOX)が復刻するのは、小ぶりなシェードが特徴の「レトロブラケットライト」「レトロペンダントライト」、ガラスボールが印象的な「ボールアームライト」「ガラスボール照明」。
年間約3,000個を販売していた笠松電機製作所の直付け照明器具とペンダント照明は、電気照明器具事業撤退により販売終了してしまっていたが、今回、笠松電機製作所の許諾を得て、可能な限り原型に忠実に、一から開発。一部、製造方法の変更によるサイズの微修正を行っている。
復刻第2弾のラインナップ
今回復刻するのは、玄関灯としても、店舗の軒先灯としても人気の高かった外部用の照明2点と、ペンダントライト2点。
2011年より笠松電機製作所からセレクトし、toolboxが取り扱いを開始。製造元の笠松電機製作所は、主に工場用照明を手がけていた創業105年の東大阪の町工場だ。
その実直なデザインは、シンプルな形状ながら、どこかレトロな雰囲気も持つ。家のワンポイントとして主張してくれるその姿は、住宅のリノベーション、新築を問わず、また店舗空間でも数多くのお客様に愛用されてきた。
復刻の背景
2022年、人気を保つ中で笠松電機製作所が突如、電気照明器具製造業からの撤退を発表。建築家や設計者をはじめ多くの愛用者に衝撃が走った。
その無骨で実用主義を貫いた形状や、町工場ならではの味わいは唯一無二の存在だった。その後、復活を望むユーザーの声を受けて、2024年2月29日に第1弾「工業系レセップ」を復刻発売。多くの反響があり、他の型にも復刻の要望が寄せられた。
今回は、他社メーカーでは代替品が見つからないとtoolboxが判断した4種類の照明について、笠松電機製作所の原型を元に一から開発し、販売する。
復刻に際し、外部用の直付照明では現行の防雨試験基準をクリアする必要があり、シェードやソケット部分の形状をわずかに変更。
また、従来の1万円台前半という手頃な価格を維持するため、台座部分などのパーツ製造方法をダイカストからヘラ絞りに変更している。
現場でのニーズを反映し、より空間ごとに使いやすく
ペンダント照明については、標準コード長を従来の1.5mから1mに変更し、最大4mまで1cm単位でオーダー可能とした。これにより、階段ホールなど吹き抜け空間での長めの設置や、キッチンカウンター上での連灯演出がしやすくなる。
さらに、外部用「レトロブラケットライト」のシェードは、従来のスチール製からサビに強いアルミ製に変更。耐久性を向上させることで、より長く使用できる仕様となっている。
商品詳細
レトロブラケットライト
https://www.r-toolbox.jp/stories/productstory/1732/
ボールアームライト
https://www.r-toolbox.jp/stories/productstory/1635/
レトロペンダントライト
https://www.r-toolbox.jp/stories/productstory/1639/
ガラスボール照明
https://www.r-toolbox.jp/stories/productstory/1844/