前の住人の痕跡
この春に賃貸物件に引っ越しをされて新生活にも慣れてきた頃かと思います。
ふとした瞬間に「前の住人の痕跡」を感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
新鮮な気持ちで新しい生活を始める場所に、前の住人の痕跡が残っていると、複雑に感じることもあります。
アンケート調査
株式会社AlbaLinkが賃貸物件に住んだ経験がある500人を対象に行った調査によると、81%の方が前の住人の痕跡が気になると回答しています。
【調査概要】
調査対象:賃貸物件に住んだ経験がある人
調査期間:2025年5月27日~30日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性360人/男性140人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 22.8%/30代 38.0%/40代 23.2%/50代以上 15.4%
賃貸物件に住んだ経験がある500人に「前の住人の痕跡が気になるか」を聞いたところ、「とても気になる (34.6%)」「やや気になる(46.4%)」が合わせて81.0%とのことです。
多くの方が前住人の痕跡を気にしている事がわかります。
この結果から、大家さんや管理会社側さんには痕跡をできるだけ消すことで新しい入居者の満足感が高まるということです。
賃貸物件で気になった前の住人の痕跡1位は「壁の傷み」
賃貸物件で気になった前の住人の痕跡で最も多かった回答は「壁の傷み(27.0%)」、2位は「床の傷み(19.2%)」でした。
視覚的にわかりやすい痕跡が上位を占めています。また、お風呂・髪の毛・キッチンなど、衛生面に深く関わる部分の痕跡も気になることもわかります。
回答内容
- 寝室の壁に何かを置いていてできたらしき跡があり、消えません。布団が触れてしまうのでかなり気になります(20代 女性)
- 画鋲の穴がいたるところに空いていて「何を飾ったらこんなに穴が開くのだろう」と気になってしまいました(30代 女性)
- 壁にあった謎の茶色いシミが不気味でした。あった場所がクローゼットの中だったので、不気味というか怖かったです(30代 男性)
壁の傷みとは「シミ」「画鋲や釘の穴」「壁紙の歪みや破け」などです。壁は範囲が広いので、傷みがあると部屋全体の印象が悪くなったり、中古感が強く出たりします。ただ「日焼け」などの経年劣化を挙げた人は少なく、強い汚れや不自然な傷みを気にしている人が多くなりました。
「画鋲の穴が不自然に多すぎる」「謎のシミ」という回答からわかるように、なぜついたか想像できない傷や汚れには、怖さや不気味さを感じて気になる人が多いと考えられますね。
対処
対処法としては「管理会社に連絡した」「自分で対処した」「とくに対処しなかった」など人それぞれ。
管理会社に連絡しても対応してもらえるとは限りません。ただ相談すると自力での対処法を教えてもらえることもあるので、「えっ」と思ったらまずは管理会社への相談を検討してみましょう。