突然ですが、寒い季節に起こりがちな“ヒートショック”という現象を皆さんご存知ですか?
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血管が縮み、一気に血圧が上下することで脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす現象です。主に暖かい暖房の効いた部屋から、寒い脱衣所・浴室に移動する際などに起こりやすいとのこと。
先日亡くなった俳優の中山美穂さんも、このヒートショックが原因ではないかと言われています。
そんな命にも関わる危険なヒートショックの予防・対策法を、岐阜県美濃加茂市の可茂消防事務組合が公式X(旧Twitter)にアップし注意を呼びかけています。
寒い季節がやってきました☃️
冬になると浴室での救急事案が多くなってきます⚠️
原因の一つとして「ヒートショック」について動画で解説します♨️
温度のバリアフリー化でヒートショック対策をしましょう✨#救急 #ヒートショック #救急車 #冬 #お風呂 #脳卒中 #心筋梗塞 pic.twitter.com/4XLeWFgo3N— 可茂消防事務組合公式 (@Kamo_Syoubou) December 5, 2024
投稿された動画では、脱衣所で服を脱ごうとした男性が急に胸が痛くなり、そのまま意識がなくなって翌日の朝に発見された事例が紹介されています。
予防法としては、まず1つ目に熱いシャワーを壁にかけて浴室を温める、2つ目が湯船の蒸気で温める、です。このように、浴室を温めることで急な血圧の上昇を抑えることができるとのこと。
また、家族と一緒に暮らしている方は、お風呂に入る前に一言声をかけておくことも異変が起きた時にすぐに対応できるので重要なんだそう。
浴室が暖かくても脱衣所が寒いという場合は、カーボンヒーターなどすぐに温められる暖房機器を使って対策するといった工夫が必要ですね。
ゆっくり安全にお風呂で疲れを取るためにも、予防対策をしっかり行いましょう!