先日、友人2人と久々に集まり鍋パーティーをした後に、「借りてきちゃった!」と言って友人Aちゃんが持ってきた映画「ムカデ人間」の鑑賞会をしました。
別の記事にも書いておりますが、ホラー映画鑑賞が趣味な私。この友人2人とも、学生の頃から集まってはホラー映画を観る仲で、久々に集まったこの時も鑑賞会が始まりました。
しかし、この友人Aちゃんが借りてきた映画「ムカデ人間」は、ホラー映画の中でもかなりの問題作と名高い映画で、公開当時上映禁止になった国もあるほど。
私も前に、タイトルを見て気になってあらすじやストーリーを調べたことがあるのですが、「これは観ちゃいけないやつだ・・・」と観るのをやめました。
そんな映画「ムカデ人間」のレビューを書いていこうと思うのですが、かなり過激ですので苦手な方はこのページを離れてください!
地獄の始まり
ヨーロッパを旅行中のアメリカ人女性リンジーとジェニー。パーティーに行く途中で車がパンクしてしまいます。救助を呼ぼうと電話を掛けますがつながらず、「ずっとこんなとこにいるなんて無理!歩いてれば誰かおるやろ!」という感じで助けを求めようと暗い森の中を進んでいくのですが、当然迷っちゃうんですよね。
暗くて寒い森の中を歩き続けて数時間、ついに喧嘩を始めてしまう2人。
おまけに雨まで降りだします。とその時森の中にポツンと一軒家を見つけます。雨宿りさせてもらおうと2人はドアをノックしますが、ここからが地獄の始まりでした。
ノックして出てきたのは気難しそうな雰囲気のおじさん。
名前はヨーゼフ・ハイター博士。
かつてシャム双生児の分離手術の名医であった彼にはおそろしい願望がありました。
それはなんと、
人間を繋げてムカデ人間をつくる
というもの。
意味わかんないですよね。
唯一わかるのはこのおじさんがめちゃくちゃヤバい思考を持った変態おじさんなんだということ。
ハイター博士は快く2人を迎え入れるフリをして薬を混ぜた水を飲ませ地下に監禁します。
その後1人の日本人男性(役名:カツロ―)も拉致って地下に監禁。
目覚めるとベッドに縛り付けられていました。リンジーたちは当然パニックになって泣き叫び暴れます。カツロ―もがっつり日本語でオラつきますが、そんなことお構いなしにハイター博士はムカデ人間手術の説明をし始めます。
その手術内容がこちら
①膝の靭帯を切断
②歯を抜く
③それぞれの肛門と唇をつなげる
これで3人が合体し、ムカデ人間が出来上がるというのです。
はじめの人が食べたものが管でつながっているので2人目3人目まで栄養がいき、半永久的に食べ物が回り生きていけるという理屈だそうで・・・。
え???!!!どゆこと?!!と、もうますます意味が分からない・・・。
この説明を聞いた3人は必死に抵抗しますが(リンジーは逃げ出しますが失敗)麻酔を打たれてムカデ人間の餌食に。
この手術シーンがまたグロかった・・・。(ドアップでバーンときます。)
まさに地獄絵図
手術は無事(?)成功し、ムカデ人間が完成してしまいます。
手術成功でハイター博士大喜び。ここからハイター博士による調教が始まります。
散歩やトイレトレーニング(?)をさせたり人間としての尊厳を傷つけていきます。
一番辛かったのは排便シーン。
つながっちゃってるので嫌でも先頭が出したものを真ん中は食べる羽目になります。本当にしんどかったです。俳優さんたちもよくオファーしたなぁ。
救われる・・・とおもいきや
物語の中盤、叫び声が聞こえたという通報が入ったとのことで2人組の警察官がハイター邸を訪れます。
もう「早く気づけ!!」と友人と一緒に叫んでました笑
警察が来てもハイター博士は冷静に対応します。それどころかムカデ人間に加えようとします。(チャレンジャーすぎる博士。)
リンジーとジェニーのときのように水に薬を入れて、眠らせようとしますが警察官の1人は水を飲みませんでした。ならば!と注射器をこっそり仕込むのですがバレて失敗に終わります。
これは怪しいと警察官のうちの1人が地下に行こうとしますが、阻止するハイター博士。逮捕状を用意すれば見せてやると警察官を帰らせます。
このとき友人たちと「帰んな!投げ飛ばしてでも地下に行け!」の総ツッコミ笑
そんな警察官とのやり取りが行われている一方、リンジーたちは隙を見計らい脱出を試みます。あとちょっとというところで見つかってしまうのですが、ここでカツロ―大活躍。
手に隠し持っていた手術器具でハイター博士の足をグサッと一刺し!さらに倒れたハイター博士の首元にガブっ!
ハイター博士が弱ったところで「いくぞー!!」と脱出を続けます。
寝室っぽい部屋に逃げ込みますがそこには大きな窓ガラスが。カツローがランプを片手に窓ガラスをたたき割ったところで血だらけハイター博士登場。
もう逃げきれないと悟ったのか、カツロ―は割れたガラスの破片を持ってハイター博士に近づき自分の首を切って自殺してしまいます。あとちょっとだったのに、カツロ―・・・。
そうして物語が数分進んだところで2人組の警察官再登場。
するのですが、2人ともあっさりハイター博士に撃たれてしまいます。それでもさすが警察官、苦しみながら引き金を引くとハイター博士のおでこど真ん中に弾命中!
ハイター博士はご臨終となりました。
カットは切り替わり、リンジーたちの場面に。
悲しいことにリンジーの後ろにつながれたジェニーは衰弱して死んでしまいます。
リンジー1人だけが生き残ったところで映画は終了します。
いかがでしたでしょうか。
ハイター博士も警察官もカツロ―も友達のジェニーもみんな死んでしまうという誰も救われない辛すぎる結末に観終わったあとも余韻で心がしんどかったです。
この映画「ムカデ人間」はなんと3部作まで作られており、回を増すごとにどんどん残酷になっているようなので気になった方は是非覚悟してご覧ください。
※食事中に観るのはおすすめしません。