筆者は仕事で3DCGを制作していたこともあり、映画のどのシーンがCGなのかそうでないのか、大抵は見抜けます。見抜けすぎて冷めてしまうこともありましたが、最近はむしろ「クオリティすごいな」と関心することのほうが多いです。
ところが、完全に見抜けていなかった事を最近になって気づいたシーンがあります。
キアヌ・リーブス主演、「ジョン・ウィック」のバイクアクションのシーンです。
こちらのシーン。
奥を走るジョンと、追ってくる敵とのバトルになるのですが、これが実はスタジオ収録だったのです。
それを証明する動画がこちら
Behind the scenes of John Wick’s intense bike fight sequencepic.twitter.com/i7R8ZNOEm1
— Massimo (@Rainmaker1973) June 25, 2024
全身タイツのスタッフがバイクを動かしてました。
いや、マトリックスくらいぶっ飛んでたら「CGだよね」と思うんですが、スタントマンがいればギリギリ撮れそうなシーンに見えるんです。危険だとは思いますが・・
だからそもそも疑ってもなかったというのもあるのですが、だったらもっとありえないカメラワークで撮っても良かったと思うんです。
真上から取ったり、橋の外からのカットがあったり。
それをあえて「カメラマンもバイクに乗ってた」という設定の臨場感のある画角だけに収めているのが、絶対CGだと思わせないぞというある種の気合を感じます。
わざわざ照明を動かしているのだとか、計算し尽くされたところに感服です。さすがハリウッド映画。
今後、CGが見抜けるなんて言わないようにします・・・