155ミリ榴弾砲M777が魔改造?されて配備される
東欧に配備された、榴弾砲「M777」がすごいことになっていると一部で話題になっています。
155ミリ榴弾砲M777
M777 155mm榴弾砲(M777 Howitzer)は、イギリスで設計・開発され、アメリカ軍が採用した最新型の牽引式榴弾砲で、先発のM198に比べ重量がM198の7.162トンに対しM777は4.218と軽量です。そのため、以前は大型のヘリ(CH-47 チヌークやCH-53 シースタリオン)での輸送でしたが、M777はUH-60 ブラックホークやUH-1N ツインヒューイのような中型のヘリでの輸送、配備が出来るようになりました。
また、特筆すべき点としてM777榴弾砲は一般に精密誘導が可能な砲弾「エクスカリバー」を発射できます。エクスカリバーは、衛星利用測位システム(GPS)を用いて標的を正確に狙えるもので、エクスカリバーの砲弾は、妨害電波に耐える内蔵GPS受信機を搭載し、慣性ナビゲーションシステムで射程距離に関係なく、誤差は2メートル以内に抑えられています。
東欧に配備されたM777は改良型?
ネットの情報では今回、東欧に配備されたM777は、
・射程36km→70kmに増強
・射程30kmなら誤差1m
・発射前に航空写真を設定しておくとカメラに写った類似物体に誘導
・乱射機能を搭載、弾がP2P通信し着弾目標を自動分散
乱射機能を搭載というのがすごいですね。しかも砲弾同士がP2Pで継っているとは!