もはや衣類や食品、生活用品までネットで購入してしまう現代。
なにもかも配送されるようになると、今度は受取時に荷受人がいないという問題が起き、そうして生まれたのが「置き配」ですよね。
不在時でも商品を配達してもらえるというメリットがあり、配送業者にとっても再配達が減り配送効率が上がるというメリットがあり、急速に普及しています。
そして次に起きている問題が「盗難」です。
荷受人が直接受け取らず、荷物が置いてあるわけですから、盗まれ易いということになります。
盗難というのは比較的価値のあるものほど狙われやすいものなのですが、何がその段ボールに入っているのかわからない状態なのに、ほとんど侵入不要なため、質より量でとにかく盗みまくって売り捌くということが可能となってしまっています。
そして数を稼ぐために、犯行はどんどん大胆に。
なんと、荷物を置いてわずか3秒で盗まれてしまったのです。
この画像はまさにその場面。配送業者と泥棒が出くわしてしまっています・・・
動画はこちら
配達をしたおじさんは、置いた次の瞬間まさに目の前で荷物が奪われているのをみているわけですが、突然の出来事にビックリしているうちに、持っていかれてしまいました。
まさか、眼の前で泥棒していく人がいるとは思いも寄りませんので、家の人?誰?なんて考えている間に・・・
米国では置き配の荷物を窃盗する泥棒のことを、「ポーチ・パイレーツ(Porch Pirate、玄関前の海賊)」と呼んでいるそうです。
家の人が受け取る前に・・ほかのポーチ・パイレーツが盗んでいく前に・・を突き詰めた結果なのか。
配送業者の車があれば、そこに商品があるのはほとんど間違いないのでしょうが、大胆にも程がある気がします・・・
Amazonの場合、置き配された商品が盗まれた場合は補償を受けることができます。再送もしくは返金してくれるそうですが、比較的小さいモールだと補償できないでしょうし、頻発したり補償を悪用(盗まれたことにして補償を受けるなど)する人が出てくれば、置き配自体がなくなってしまう可能性もあります。
「置き配」、便利だからどうにか取り締まって欲しいものです。