本田技術研究所は、ランドセルの肩ベルトに取り付け、後方をセンサーで小学生を見守る、見守りロボット「Ropot(ロポット)」を開発し、現在、小学校の協力を得て実証実験を行っています。
交通安全アドバイスロボ「Ropot」
「Ropot」には様々な技術が詰められており、GPS機能とHonda独自のセンサーが搭載されており、児童がアプリで事前に設定した通学路における安全確認地点を通過するときや、後方からの車や自転車などが接近してくると、本体が振動して注意を促す仕組みになっています。
子供に人気のアニメに出てくるモンスターボールにも似ているような気がします。
リマインド機能搭載
「Ropot」は、スマートフォンやタブレットなどから利用できるアプリケーションで接続することで、地点データ(自宅・学校、通知地点、安全確認地点)の設定や児童の行動データ(現在位置、経路、一時停止履歴)の確認ができるので、自宅で保護者と一緒に今日の振り返りなどに利用できます。
きっかけは「魔の7歳」
歩行中の交通事故は、突出して7歳の子どもの被害が多く、「魔の7歳」という言葉があるとのこと。
小学校に入学し、登下校はもちろん習い事など、一人歩きを始めるタイミングでもあります。さらに子どもの視野は大人の3分の2ほどしかないこともわかっていて、危険に気づきにくいことなどが原因だと考えられているそうです。
現在実証実験中
2020年の11月と12月に、小学校に協力してもらいながら、「Ropot」の使い勝手や有用性を検証する実証実験を行われているとのこと、最終的にはランドセルに仕込んでもらってもいいのかなとも思いました。