【イチロー】野球人生でたった一度きりの『退場』は伝説の一つとなった

日本野球界、米メジャーリーグで輝かしい活躍をしたレジェンドプレイヤー・イチロー。MLB首位打者を始め数々の記録と賞を受賞し、ギネス記録すら打ち立てた名実ともに最高の選手です。

そんなイチローが人生初、最初で最後の『退場』をうけたシーンが【退場すらも伝説】だと話題になっています。

 

問題の退場シーンは、2009年9月26日に行われたマリナーズ対ブルージェイズ戦。5回に見逃しの三振をした際、”明らかなボール”であったことを伝えるためにバットでボールの軌跡を描いた事で起きました。

後に「条件反射的な動きだった」と自らの行動を表現したこの行為自体が、実はルール違反となっているため、イチローはすぐに退場宣言を受けてしまいます。

審判の判断にプレイヤーが異論を唱えることは少なく有りませんが、審判も選手も人間。プロといえどいつでも正確な判断ができるわけではなく、審判は自分のジャッジを覆すことはほぼありませんし、選手側はやはり自分に有利な主張をしてしまいます。

 

しかし、イチローがそのバットで描いた軌跡は正確にボールが通った位置を示していました。

 

 

動画を見ればおわかりの通り明らかなボール玉。

ボールの軌跡とバットの位置を重ねてみましょう。

赤枠はこの直前に実際にボールが映った場面の一部

イチローの退場

 

ボールが通った位置を正確に捉えていました。

次の画像の角度でボールを見ていたはずなのですが、バットで描いた軌跡はまるで上から見ていたかのように正確でした。

イチロー唯一の退場

 

これが、イチローの選球眼の素晴らしさを物語る伝説の一つとなり、実に10年以上経過した現在でも話題になり、語り継がれています。

 

 

退場を受けたあと、正確にボールが見えていたイチローは流石に苛立ったのか、審判にクレームを伝えています。メジャー10年目、祖父から代々メジャー審判をつとめてきたベテラン ランギ球審であったが、動画を見る限りイチローが正しいと言わざるを得ず、感情的になっても無理はない。

しかし、試合後は笑いながら(すぐに退場宣言されたことについて)「もうちょっと間を置いといて欲しい。演出能力の問題じゃないですか?」と余裕の受け答えをしています。

人生初の退場処分もすぐに気持ちを切り替えている辺り、レジェンドのレジェンドたる所以を感じました。

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