asology [アソロジー]

刑事ドラマもソーシャルディスタンス

ようやくテレビドラマの撮影が再開し、再放送や特集番組だらけのゴールデンタイムに新作ドラマが戻ってきましたね!

そんな中、ある刑事ドラマで異変に気付きました。私のお気に入り、テレビ朝日の「警視庁捜査一課長2020」です。

内藤剛志さん演じる大岩純一は、ヒラから成りあがったたたき上げの刑事として警視庁捜査一課をまとめる課長です。タイトルからしてガチガチの刑事ドラマかと思いきや、脇を固めるキャストが個性的で、ギャグも満載、思わず「ええー!!」とのけぞるような演出もあり、毎回楽しみにしているドラマです。

特に内藤剛志さんの名台詞「必ずホシを上げる!!」はドラマの中で重要な演出で、捜査会議の締めに捜査員を一つにし士気を高めるグッとくるものです。しかし、先週の放送ではいつもなら会議室で言うはずのセリフが、事件現場(ちなみその回は河川敷でした)で現場検証中の捜査員たちを集めて言われたのです。「あれ?会議室じゃないの?なんで?」と突然の変化に動揺した私、一緒に観ていた中学生の息子が「これ、ソーシャルディスタンスだよ」と一言。なるほど!あの場面は確かに3密!!いつも通りじゃない決め台詞にはじめはちょっと嫌だなと思っていましたが、逆に、感染防止対策で色々な制約の中で撮影が進んでいるんだなと、ドラマ制作の裏側や苦労を見た気がしました。

他のドラマでもソーシャルディスタンスを保ちながら撮影されているドラマがあるはず。これも今だけ(早くコロナが収束してほしいですが)のドラマの楽しみ方かもしれません。

 

モバイルバージョンを終了