ロンドンのStephen Cunnaneさんのvimeoでは、アニメーター向けに動物の動きをわかりやすく解説したアニメーションを公開しています。
シルエットで表現された動物の動きはとてもリアルで、挿入されたガイドオブジェクトにより動きのポイントがわかりやすく認識できます。
虫の歩き方
虫と言っても6本足の昆虫、8本足の蜘蛛、多足のムカデ!!!!の解説です。
どの種類も左右の足が横一直線でシーソーのような動きをしていて、縦では上から交互に上下へ動いているのがよくわかります(語彙力)
蜘蛛だと一番前と三番目が同じ動き。二番目と四番目が同じ動きですね。
ムカデも基本的には同じなのですが、完全に交互ではなく、波打つようなイメージで動いていますね。これがあのなんとも気持ち悪い動きとなっているんですね。
鳥の羽ばたき方
鳥の羽ばたき方もアニメーションをみればよーーくわかります。
小鳥(すずめ)から鷲みたいな大型の鳥まで、羽根の角度と羽ばたき方がこれまたわかりやすい。羽が忙しく動く一方で首の位置はほとんど動いていないのがよくわかりますね。
犬の走り方
個人的に面白かったのは犬の走り方解説動画。
歩くスピードから全速力で走るスピードまでなんと6段階の走り方が解説されています。
ユニークなのはシルエットとリンクする形で、地面を蹴ったタイミングの足跡が表示されるところ。前後左右どの足が度のタイミングで動いているのかわかりやすくなっています。
目からウロコだったのは、前後左右の足が地面をけるタイミングはスピードによって微妙に違うという点。
3段階目まで右の前後、左の前後が近いタイミングだったのが4段階目のtrotで前後が全く交互になり、その後走るスピードになると微妙に4本全てがバラバラだったりとスピードに設置するタイミングがバラバラなのがわかります!
いかがでしたか?
アニメーターは生物の動きを表現する上で、骨格とその動作を生物学的に理解していないといけません。Stephen Cunnaneさんのアニメーションは非常に有用なバイブルになりそうですね!