コロナ禍の外出自粛で増えたのが、ネット通販。ここ2年ほど、我が家もいつもより3倍くらいの荷物が家に届くようになっています。2020年度の宅配便の取扱量は48億個を超え、また2021年4月の再配達率は約11%で、再配達はCO2排出量の増加やドライバー不足を深刻化させるなど、重大な社会問題の一つとなっています。
そういえば以前、ある運送会社の宅配ドライバーが荷物を地面に叩きつける映像を見ましたが、きっと何度も配達するけど留守だったり、指定された時間に行っても居なかったり、再配達はドライバーさんの精神的ストレスや働き方の問題にもつながってると思います。
再配達を減らすため、宅配ボックスやコンビニ受け取り・配送会社独自の会員システムなど様々な試みがありますが、簡単に後付け可能でドアに馴染むコンパクトな宅配ボックス「ATMO」(アトモ)が株式会社LIXILから発売されました。
「ATMO」は、再配達を無くす置き配バッグTM「OKIPPA(オキッパ)」を提供するYper株式会社の協力のもと開発され、ドアに馴染むスタイリッシュなデザインで、マグネットや両面テープで手軽に設置できるため、一軒家でもマンションでも設置ができます。「ATMO」を設置すれば、非対面での受け取りが可能となるため、例えば、お風呂に入っていたり、家事や在宅ワークで手が離せない時、ちょっとした外出の際でも必要な荷物をしっかり受け取れるもの嬉しいですね。
これからの年末年始は、お歳暮やクリスマスお正月のお取り寄せなど、何かと宅配便を利用する機会が増えます。世の中便利になったとはいえ、荷物は人の手で運ばれますので、こういったちょっとした工夫が、社会全体の問題や、また受け取る側のちょっとしたストレスも減らせるいいアイデアだと思います。