BMWが現在米国で開催中のCESにて、ワンタッチでボディカラーが変化する試作車を発表しました。
この試作車の名前は「BMW iX Flow」。
ボディ全体がE Ink(イーインク)で包まれているこの車は、ボタン一つでボディカラーを変化させることが出来ます。
写真はボディカラーが変化している様子のものですが、フロントからリアにかけて変化しているのがわかります。また、鱗のような模様も確認できます。
本日ライブ配信された以下の動画で見ていただくことが出来ます。
(2:35あたりから)
E Inkといえば身近なところで言うとKindleなどになりますでしょうか。
液晶に比べると非常に低燃費な仕組みになっていて、表示中は電力を必要としません。(変化している時に電力を使用する)
Kindleと同じように、映像では白と黒の表現にとどまっていますが、E Ink自体は発色の問題はあるとしても技術的にはカラーも実現していますので、そのあたりは今後が楽しみな技術です。
お伝えしているように、要するに全体が画面で覆われている状態ですので、原理としてはアニメーションやコンテンツを表示することも可能ということになります。
バスやタクシーに利用して広告を表示させたり、バスジャックを周囲に知らせたり・・・いろんな可能性がありそうです。
上の動画では、あまりにも美しくてCGのように見えてしまいますが、SNSに投稿された以下の動画だとその凄さがリアルに伝わってきます。
まるでカメレオンのようですね。
ぶつけたりしたらと思うととっても怖いですが、クルマもファッションの一部。気分で色を変えられるなんて、最高ですよね。