2022年2月5日・6日に開催されたNHL(ナショナルホッケーリーグ)オールスターゲームで、ドローンを使った驚きのオープニング映像が撮影・配信されました。
ベガスゴールデンナイツの本拠地である、ネバダ州パラダイスのT-モバイルアリーナで開催されたオールスターゲームでは、会場の臨場感を伝えるためにドローンによる映像が使われましたが、この映像がすごいと話題になっています。
なにがすごいのかというと、空からアリーナ内に入り、スケートリンクのゴールに突き刺さるまで、ドローンによるワンカットで撮影されていること。
そこには、この試合の規模や試合前の緊張感、選手たちの姿など会場のワクワク感をリアルに伝える様々なシーンが含まれていたんです。
会場上空から会場入口、準備を進めているスタッフたち、会場の模様を伝えるレポーター、選手控室、試合が行われるリンク、練習中の選手たち、インタビュー中の様子、解説・実況の3人、客席、そしてリンクのゴールに突き刺さるまで、その全てがなんとワンカット!
まずは誰が見てもそのドローン技術に驚愕します。準備をするスタッフのスレスレ、ウェアとウェアの間、天井のワイヤーの隙間などをなめらかにスピーディーにドローンが飛び回ります。
そして音。ドローンのモーター音がまったく聞こえていないことから察するに、編集によりあらゆる箇所で収録した音声を組み合わせていると思われます。これによる臨場感もすばらしい。
加えて感じたのは、入念な準備です。安全面と映像のクオリティの為に、この映像に映るすべての関係者がドローンを意識しながら自分たちの仕事に集中しています。
2分程度にものすごい情報量が詰め込まれていますが、緻密で入念な準備とドローン技術が、誰もが息を呑む素晴らしい映像を作り上げています。