来週には6月に入り、6月に入れば梅雨が訪れます。今年の梅雨は短く激しいという予想もあり、大雨には注意しなければなりません。
洪水・冠水は直接的な被害に繋がります。それは動物たちにとっても例外ではありません。
住宅街に降り注ぐ大雨で道路が冠水、排水溝には雨水が流れ込んでいます。
撮影された動画では、一匹のネズミが慌ただしく、雨水が流れ込む「穴」の中に潜っていきました。
17秒後、さらに水量は増えていくなか、そのネズミが穴の中から戻ってきました。
そのネズミがくわえていたものとは??
子ねずみです。
おそらく我が子でしょう。穴の奥に水没した巣があり、子どもたちが残されている状態というのが想像できます。
見えにくいのですが、この時点で2匹目を助け出しています。まだまだほんの小さい赤子で、みずから歩くこともままならない様子。
親ネズミは、このあと撮影している人間に気づきますが、構わずまた穴の中に入っていきます。
そして16秒後。
水量がどんどん増しているのに先程よりも早いペース。3匹目をくわえて出てきました。
人間がみているにも関わらず、もう構っていられないのでしょう。壁の隅のほうに赤ん坊を置いてまた潜ります。
今度は18秒、この水量です。濁った水の中、苦しい状態なはずなのにすごい・・・4匹目を救出しました。
そしてまた穴に戻る親ネズミ。ネズミは平均で6~7匹子供を産むそう。まだまだ赤ちゃんが残されている。しかし流石に明らかに疲れている様子。若干フラフラしながらも、また穴に潜ります。
そして20秒が経ち、まだ戻ってきません。まさか力尽きてしまったのか??と思った次の瞬間、また赤ん坊をくわえて戻ってきました・・・潜ってる時間25秒が動画を見ていても長く感じます。
5匹目を救い出し、明らかに遅くなった足取りでまた水の中へ・・・
その後、30秒経っても戻ってきません・・・諦めかけたその時、ゆっくりと穴からあがってきました。よかった!
しかし口には赤ん坊の影がありませんでした・・38秒。水中で探し続けた最後の我が子は見つけられませんでしたが、見事5匹も水中から助け出しました。。。
撮影していたギャラリーからも歓声があがりました。
母親の命がけの救出劇、その強さ、本当に感動的でしたね・・