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【ホワイトナイト】YouTuberヒカルが誤送金問題で釈放された田口翔被告を更生させWin-Winになれるのか?

今年4月に、山口県阿武町で起きた『新型コロナウイルス補助金誤送金問題』で、誤って振り込まれた4630万円をすべてネットカジノで使いきり逮捕されていた田口翔被告。

先日8月1日に田口被告が釈放されるにあたり、その資金や釈放後の就職口を提供していた「ホワイトナイト」の存在が明らかとなり、その正体がYouTuberヒカル⽒ということが分かりニュースやSNSでも話題となりました。更に、ヒカル⽒のチャンネルで釈放から独占インタビュー、また田口被告の新たな就職先の紹介などが盛り込まれた動画がアップされています。

         

この動画観ましたが、ヒカル氏の印象が変わりました。正直チャラいイメージだったんですが、田口被告の罪は罪と認めながらも、阿武町の誤送金がなければそもそもこんな事件にならなかったという被害者の側面にも同情し、ネットという同じ世界で叩かれた経験があるからこそ、更生のチャンスを与えたいという想い。
また今回の独占インタビューは、都合のいいところしか切り取らないテレビなどのメディアに対して挑戦状に見えました。YouTuberがこうした社会的問題に関わるのは珍しいし、しかしそこは実業家としても活躍するヒカル氏らしく、ものすごい確率で実現した今回の田口被告との関りをビジネスチャンスに繋げるしたたかさも全開で、『お互いにWin-Winにしたい』という新しい形の動画配信だと思います。

動画で印象的だったのは、田口被告が釈放される山口南警察署にヒカル氏の車が田口被告を迎えるために行きますが、ヒカル氏の乗った車は窓にスモークがかかってないので、半分金髪頭のヒカル氏は報道陣から丸見えの状態。しかも、ヒカル氏に気付いた報道陣が一斉に車に向かってカメラを向けているという、なんともカオスな画に思わず笑ってしまいました。動画を使ったメディアとしての役割が、テレビからYoutubeに変わろうとしている瞬間を見た気がします。
今日本で一番話題の釈放された人を独占インタビューできるって、テレビや新聞のメディアの記者からしたらそうとう悔しいことだと思うし、本当にこのインタビューは記憶に残るものになると思います。
これを企画し、そして入念に準備し実行したヒカル氏に脱帽です。

動画の後半では、田口被告が就職する「究極のブロッコリーと鶏胸⾁」を運営する株式会社DORAYAKIの代表の塚本氏が登場し、今後の働き方のこととか、しっかり会社のPRもするという、営業も含めた内容となっています。

 

株式会社DORAYAKI

この会社は、「糖質制限」「ダイエット」の課題解決に「究極のブロッコリーと鶏胸肉」という事業・商品でチャレンジしている会社で、ヒカル氏が株の30%を保有し、従業員は代表の塚本氏を含めて2人。つまり、田口被告が3人目の従業員ということになります。

田口被告はまだこれから裁判を控えているということで、事件に関しては語れないこともありますが、今回ツイッターも開設し、会社員としての生活も紹介されているので、その動向に注目が集まってます。

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