1988年の第1作発売以来、30年以上にわたり幅広い世代に楽しまれている「桃太郎電鉄」。プレーヤーが鉄道会社の社長となり日本全国を巡って物件を買い集めて資産額日本一を目指すというボードゲームシリーズで、アラフォー世代の私は小学生時代にファミコンで遊び、現在中3の我が家の息子も小学校高学年でドハマりして、当時の社会科の知識をこの「桃鉄」から得たと言っても過言ではありません。
他にも「地理や経済に興味を持つきっかけとなった」という多くの声を受けて、この度株式会社コナミデジタルエンタテインメントが『桃太郎電鉄 教育版』を、できるかぎり多くの教育機関が導入できるよう無償での提供を予定していると発表しました。
ゲームの桃鉄では、日本全国が一つのエリアになっていますが、今回の教育版では授業のカリキュラムに合わせ、「北海道」から「九州・沖縄」まで7つの地域が選択可能ということで、一般的な授業時間で完了できる短い期間の設定や、対象地域を絞った学習ができるようになっています。
また、地理情報表示機能が充実していて、駅に止まるとその駅や都道府県の基本情報を表示され、さらにマップ上の建物や食べ物などのアイコンに虫メガネを合わせると、実際の建物や特産品、観光地、史跡などの情報を知ることができます。
そして、桃鉄あるあるなのが「貧乏神」出てきたら天国から地獄に堕ちること。我が家の息子は、キングボンビーが出てこようものなら涙目になって、親は励ましながら手加減しながらプレイしてました。
やはり教育機関でゲームすることを考え、誰かを指定して攻撃カードを使用する事ができない等、子ども同志のトラブルに発展する可能性のある要素を排除し、相手のプレーを妨害する「貧乏神」を非搭載とするなど、過度に持ち金(資金)が変動しすぎないように調整されているということです。
現在株式会社コナミデジタルエンタテインメントでは、2023年より全国の学校教育機関で導入できるようWEBブラウザやタブレット等でプレー可能な『桃太郎電鉄 教育版』の制作を進めていて、9月15日に公開されたティザーサイトに問い合わせ窓口が解説されているので、興味のある学校の先生方はぜひ問い合わせて導入を検討してみてください!
URL:https://www.konami.com/games/momotetsu/education/