「祖父母手帳」ってご存知ですか?お母さんが妊娠した時に自治体が配る「母子手帳」はお馴染みですが、更にその上の世代、おじいちゃん・おばあちゃん達のための「孫育て」がうまくいくように作られたものです。初孫が生まれる前に読むことが推奨され、自治体などが独自に作成していたり、子育ての専門家によって書籍化されていたりします。
さいたま市の祖父母手帳 https://www.city.saitama.jp/007/002/012/p044368.html
子育て・孫育てギャップあるある
祖父母手帳の一番の目的は、子や孫を協力して健やかに育てること。でも、お母さん・お父さんは経験のない初めての子育てに不安を抱え、すでに子育て経験のあるおじいちゃん・おばあちゃんは時代が変わり昔は常識とされていたことが今では違ったりと、まずそこで衝突することが多いようです。
例えば・・・
【祖父母】チャイルドシートに乗せるのは可哀そうだから抱っこしとくわよ!!
【パパ・ママ】いやいや、法律で決まっているし、事故が起こってから後悔しても遅いんじゃ!!
【祖父母】硬い食べ物は、一度大人がかみ砕いて食べさせる。
【パパ・ママ】虫歯の菌が大人から移るから、箸やスプーンは赤ちゃん専用を使う。
お互いを理解して歩み寄ることが大事
時代が違うので常識が違うのはしょうがないことですが、どちらも子や孫を大事に想う気持ちは同じです。この祖父母手帳では、パパ・ママが言われて嫌だったこと・嬉しかったこと、逆におじいちゃん・おばあちゃんが言われて嫌だったこと・嬉しかったことなどが紹介されていて、意見が違うときにこんな風に伝えてみたらという具体的なアドバイスもあります。
大きな味方「祖父母力」!
私自身、子どもの時は曾祖母も入れると4世代で暮らし両親は共働きだったので筋金入りのおばあちゃんっ子でした。また母親になってからは、子どもが4歳になるまで夫の両親と同居していたので、随分と助けられました。子どもの親が主軸となって子育てするのはもちろんですが、おじいちゃん・おばあちゃんの「祖父母力」も上手に取り入れながら、みんなが笑顔になれる子育てができればいいですね。
※さすがに「祖父母手帳」を新米パパ・ママからおじいちゃん・おばあちゃんに読んでくださいと渡すのはハードルが高いですが、妊娠報告の時にこの本をプレゼントしたりするといいかもしれませんね。