Spotify‐ポッドキャスト
音楽ストリーミングサービスで日本でもおなじみの「Spotify」。現在180以上の国と地域で2億2,000万人の有料会員を含む5億5,100万人のユーザーが利用されているとのことです。
ホワイトノイズのみで収益をあげる
音楽だけではなくトーク番組やニュースといったポッドキャストの配信も行われているのですが、中にはホワイトノイズだけでコンテンツに人の声などがないものが含まれており、しかも月に18,000ドル(¥2,614,720(8月18日の相場))もの広告収益を得ている方もいるとのことで問題視されています。
毎日300時間の再生
ブルームバーグの調査によると今年1月のデータでは毎日300時間の再生があったそうです。
ホワイトノイズはユーザーの集中力やリラックス状態を妨げないよう、1つのエピソードの途中に広告を挟むことが少ない(編集ポイントがない)ため、Spotifyにとってはそれほど収益性が高いジャンルではありません。そのためSpotifyでは、ホワイトノイズをトークフィードから削除して新たなアップロードを禁じる一方で、より収益性の高いポッドキャストをユーザーにオススメしているようです。
音楽ストリーミングサービスで配信されるホワイトノイズに対しては、音楽業界からも不満の声が上がっているようです。コストに見合う対価を得るという意味では不公平かもしれません。
ユニバーサルミュージックグループの CEO、ルシアン・グレインジ氏とワーナーミュージックの CEO、ロバート・キンクル氏はともに、ノイズだらけの楽曲がスーパースターと同じ著作権料プールから支払われているという事実に不快感を表明しています。
動画配信サイトでもホワイトノイズや、雨の音などの環境音が溢れています。Spotifyが今後、規制を強めていくようだとYoutubeのようなサイトでも、締め出しがあるのかもしれません。今後の動向に注目です。
https://open.spotify.com/