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「言いづら印」で下請けの本音を代弁。

「言いづら印」

印鑑の製造やネット通販を手掛ける岡田商会(大阪市淀川区)は2月6日、下請け企業の言いづらい本音を遠回しに表現したはんこ「言いづら印」を発売しました。

社判の代わりに請求書などに押すことで、『言いづらいんですが…』というニュアンスも含めて言えない本音を遠回しに伝えるもので。紙に押す印鑑版だけでなく、電子文書での不当な要求に“判抗”するデジタルデータ版や、LINEでの不当な要求に“判抗”するLINEスタンプ版も用意されています。

© Okada Shokai Co.,Ltd.

© Okada Shokai Co.,Ltd.

下請けいじめ

みなさんは、ビジネスの場面で本音が言えない関係性に潜む「下請けいじめ」の問題をご存じでしょうか。「買いたたき」や「理不尽な返品」など、発注側が優越的な地位を利用して受注側に不当な要求をする「下請けいじめ」が、近年さまざまな業界で大きな問題になっています。

下請法で規制されているにも関わらず、多くの下請け企業は取引停止などの報復行為を恐れて本音が言えず、泣き寝入りしているという現状が多く存在。一方、発注側も「下請けいじめ」をしていることに気づいていない場合も多く、意識しないまま下請法に抵触してしまっているケースもあるようです。

© Japan Fair Trade Commision.

■下請法違反行為に対する指導件数の推移

■下請法及び優越的地位の濫用に関する相談件数の推移

© Japan Fair Trade Commision.

デザインは全11種類

「言いづら印」のデザインは全11種類。下請法で定められた11個の禁止行為に対応した文言から選べます。いずれも禁止行為を受けた下請け企業の本音に寄り添った文言となっており、もしどれか共感するものがあれば、禁止行為を受けている可能性があります。

「言いづら印」の素材は、全面ブラックな黒水牛21ミリ角。ブラックな関係性を表現するためにあえて黒水牛。

LINEでの不当な要求に“判抗”するLINEスタンプ版も用意。

株式会社岡田商会は「ハンコはビジネスの場面で様々な契約に使われるもの。私たちはこの「言いづら印」を、下請けいじめの問題や、下請法のことを一人でも多くの方に知ってもらうきっかけにしたいと考えています。」としています。

言いづら印

https://typo.shop-pro.jp/?mode=f7

言いづら印(ハンコ版)

https://typo.shop-pro.jp/?pid=179273378

言いづら印(デジタルデータ版)

https://typo.shop-pro.jp/?pid=179273636

言いづら印(LINEスタンプ版)

https://store.line.me/stickershop/product/25455036/ja

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