もうすぐ卒業式シーズンですね。今日トレンド入りしているPTAからの「卒業記念品なし」問題ですが、正直、子どもが小学校を卒業した年のことを思い返しても、PTAからの記念品で何を貰ったか覚えておらず(すみません・・・)、2020年3月でコロナ禍休校からいつの間にか卒業式当日を迎えたという印象しかなく、式後のホームルームも感染症対策のため教室ではなく運動場だったことが今となっては良い思い出です。(幸い当日はとても天気が良く、のびのびとしたホームルームでした)
もう一つ思い出すのが、「中学の制服着て小学校の卒業式に出る」ことでした。
息子の小学校は制服がなく、卒業式には進学する中学校の制服を着て出席する児童が結構いました。その理由としては、校区内の中学校の制服がブレザーだったことで正装に見えることが考えられますが、なぜかそんな風習がある地域だったのです。もちろん強制ではなく、小学校としてもそれに何か言うわけでも指示があるわけでもなく、自分自身が制服があった小学校だったので、このことはとても印象に残っています。
ネットなどで調べてみると、けっこうそんな小学校も全国にあるようで、「着せようか着せまいか悩んでいます」といった相談が寄せられていました。
当時、中学校の制服で出席した保護者からは
■スーツやワンピースを卒業式のためにわざわざ買うのがもったいないから
という理由が多かった気がします。確かに、すぐに成長してサイズアウトするし、安くはない買い物になります。ただでさえ、中学校入学で何かと出費がかさむので合理的と言えばそうですね。
我が家の場合は、たまたま小6の時に冠婚葬祭などが重なり、スーツっぽい服を買っていたので、それを来て卒業式に臨みました。3分の1ほどが中学校の制服を来て出席していましたが、あまりどうってことは無く、コロナ禍で卒業式が開催されただけでもありがたいなと、子どもの節目を喜んだものです。
この時期になると卒業式を巡る様々な話題が溢れますが、子どもも親も先生も、みんな笑って迎えられる卒業式になることを願っています。