ここ数年、春になるとよくこのニュースが流れ、もはや春の風物詩とも言える「ニラとスイセンを間違えた食中毒」。先日も、岩手県で60代女性と80代女性の母娘が、ニラとスイセンを間違えニラ玉にして食べてしまい、幸い症状は軽かったようですが嘔吐や下痢の症状が出たと報道されていました。
ネットでも話題となっていて、
■毎年のようにこの手のニュースを目にする気がします
■ニラとスイセンなんで間違えるんだろうなあ
■取り違えの代表格なのに、なぜ同じ敷地内に植えるかな…
■水仙って植えたつもりのない場所に勝手に生えてくるから
などのコメントが寄せられていました。
ちなみに、ニラとスイセンの画像がこちら↓
画像左がニラで、右がスイセンです。確かに似ていますね。実はスイセンは種類が多く、中にはニラと同じ香りのするものもあったり、ぱっと見ニラと間違えてもおかしくない種類もあるそうです。
また厚生労働省によると、平成26年から令和5年までの過去10年間で、ニラとスイセンを間違えた食中毒は74件起きており、237人の患者数で死亡したのが1人です。食中毒の症状としては、30分以内に吐き気や嘔吐、頭痛などがあります。更に、スイセンのような有毒植物が原因となる食中毒患者の約半数が60歳以上の高齢者ということで、判断力などの低下にも原因があるようです。
ちなみに、スイセンは10月から1月にかけての冬場に花を咲かせる珍しい花なので、今後しばらくはニラと間違わないようにご注意ください!