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これからはスマホでかゆみを止める時代?ドイツで60万台売れた「heat it®(ヒートイット)」

先日、今年初めての『蚊』を我が家で確認しました。いよいよ、夏の虫刺されとの戦いが始まりますね。

ドイツでは、昔から「おばあちゃんの知恵」として、刺された箇所に温めたスプーンを当てる温熱療法(ハイパーサーミア)があり、それをヒントに生まれた全く新しいかゆみ止めがこちらの「heat it®(ヒートイット)」です。

TONICHI

かゆみが起きるメカニズムの一つは、細胞から分泌される「ヒスタミン」が知覚神経に作用することで、ドイツの医療機器メーカーのカメディ社によると、温めることでヒスタミンの分泌を抑える効果があるといいます。そこで、2016年からカメディ社では、これを外出先でも簡単にできないかと機器の開発に着手。どれくらいの熱さで何秒くらい患部に当てれば最も効果的かなどを検証し、スマホから給電できる商品として2020年に発売したのが「heat it®(ヒートイット)」です。

使い方(リリースより)
1. heat itアプリ(日本語に対応)をスマホにダウンロードする
2. heat itをスマホに挿入(アプリが起動します)
3. アプリで温度や時間を設定し熱を作る
4. heat itを4~10秒ほど患部に押し当てる
■   使う人や肌質によって合計12パターンの最適な温度や時間を選べます。
■   4歳以上のお子様の使用も可能です。(12歳未満の方は保護者と一緒に使用してください)

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私が子どもの頃は、虫に刺されたら爪で患部にバッテンが付くように跡を残してかゆみを和らげていたものです。現在では、かゆみ止めのパッチシートなどの虫刺されグッズもたくさん出ていますが、まさかスマホでかゆみを止める時代が来るとは!

こちらの商品は、その手軽さと、薬品と違って弱い肌でもかぶれる心配がないことから、ドイツでは3年間で累計60万台を売り上げたヒット商品ということで、今年の夏はこんな風景をよく見かけるようになるかもしれませんね。

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