「これからの面接はAI面接官が担当」キリンホールディングス株式会社 にトライアル導入

”書類だけで落とさざるを得ない”現状からの脱却

様々な職種で人手不足が囁かれていますが、採用する側の人手不足も深刻のようです。特に最初のエントリーシートをチェックするだけでも大変な労力となります。また、そこで選別から落ちた人は面接すらありません。

キリンホールディングス、エントリーシートの読み込みから1次面接までをAI面接官が担当

キリンホールディングスは、生成AIによって面接の質疑や候補者の評価を行うサービス「AI面接官」を試験導入することを発表しました。
2026年卒の新卒採用から導入し、エントリーシートの読み込みから1次面接までをAI面接官が担当するとのこと。書類選考のみで候補者を落とすことなく、多角的に評価できるようにするとしています。

©2024 VARIETAS Inc.

AI面接官とは

「AI面接官」は、採用候補者と採用担当者の双方が持つ可能性を最大限に引き出すサービス。

AI面接官が、ES(エントリーシート)の読み込みから一次面接を担当し、社会人基礎力を構成する能力要素を多角的に評価します。これにより、通常の人による面接で評価される約6倍の視点から候補者のポテンシャルや実力を正確に評価し、面接慣れしていない候補者や、ある項目に秀でている候補者を見逃さない形で初期選考を行うことができます。
なお、AI面接官の評価をもとに採用担当者が最終的に通過者確定を行い、その後、二次選考以降の採用活動が行われます。

株式会社VARIETASが提供するAI面接は、今年から提供される新しいAI面接で、これまでのAI面接と異なります。生成AIがベースとなっているため、人の会話と変わらない形で面接が可能、さらに、これまでテスター受検による改善を続けており、受検者満足度が「95%」に達していることが特徴的とのことです。

導入メリット

今までは、採用担当者の方も物理的に会える人数が限られていることから、通常の採用は書類選考で候補者を一定スクリーニングし、数分の一次面接で企業が学生を見極める形が主流でした。
一方、多様性が重視される現代において、従来の書類選考・一次面接のあり方が見直されるタイミングでもあります。

AI面接官は人的リソースを逼迫することなく、書類選考から面接までを担当できるので、人的リソースの観点から”書類で落とさざるを得ない”状況の改善が期待できます。サステナビリティとイノベーションを追求するため、AI面接官が、採用における持続可能な取り組みをさらに強化するとのことです。

https://ai-interview.online/

AIの判断が優れた人材の掘り起こしにつながれば、より良い社会が育まれそうです。

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