タクシー運転手の冷静な判断により、インドのムンバイ・トランス・ハーバー・リンク※(別名アタル・セトゥ)から飛び降りようとした女性の命が救われました。
※港湾横断橋
ムルンド在住の女性、リーマ・ムケシュ・パテルさんは、31歳のサンジェイ・ヤダフが運転するタクシーに乗っていましたが、午後7時頃になり運転手に「宗教上の理由で海に写真を沈めたい」として橋の上で停車するよう依頼。
しかし、タクシーが止まるとパテルは橋の柵まで歩いて行き、橋の端に座った。
防犯カメラの映像には、欄干に座り、困惑した様子の女性が映っています。
その動画はこちら
その後、様子がおかしいと感じたタクシー運転手のヤダフさんは静止を試みます。
そこへ橋を監視していた警察が到着したのだが、それを見たパテルさんは思惑が失敗すると思ったのか、なんと飛び降りてしまいます。
この決定的な瞬間、ヤダフさんは素早く彼女が落ち始めたまさにその時、彼女の髪をつかみました。
そこへ警察官がすぐに掛けより体を引き上げ、パテルさんは無事救出されました。
おそらく50kgはあるであろう人間ひとりの体を、飛び降りた瞬間につかんだとしても離さずに掴み続けるにはかなりの力が必要だと思いますし、つかんだ髪の量が少なければ、切れたり抜けたりしてしまったかもしれません。
ひとりの命を救ったヤダフさんの行動、すばらしいですね。