様々なショートドラマを発信している「星の四谷三丁目シアター」というアカウントがアップした、“職場あるある”がテーマのショートドラマが注目を集めています。
話題になっているのは「センス」というタイトルが付いたショートドラマ。
打ち合わせ中、上司の須藤さんが財布から1万円を取り出し「これでなんか適当にお菓子買ってきてくれる?」と部下の松城さんに買い出しを頼みます。
お金を受け取った松城さんが「甘い系かしょっぱい系か、個包装など希望はありますか?」と気遣うような質問をすると、松城さんより先輩社員である坂口さん・大西さんは「なんでも大丈夫です」と笑顔で答えますが、須藤さんはやや不機嫌に「いちいち聞くなよ、お前のセンスに任すから」と“センス”で買ってきてほしいことを強調します。
そのやり取りを見た坂口さんは心の中で「うわぁ 出たよセンス」「何買ってきたって文句言われるんだよなぁどうせ」と松城さんに同情しながら「がんばれ!」と見送ります。
松城さんが部屋から出ていくと、「最近の若者は自分で考えずにすぐ質問してくる」と小言を言い始める須藤さん。坂口さんは「この人めんどくさいんだろうな~」と心の中でつぶやきながら苦笑い。
大西さんは松城さんのフォローをしようと思ったのか「僕も新人の頃はよく買い出しに行かされました」「難しいんですよね、意外と」と発言しますが、坂口さんは思わず「別に難しくねーだろ」と心の中でツッコミを入れます。大西さんの発言に「センスが出るからね!」とまたもや“センス”を強調する須藤さん。これに対して「出ねーよ」「歌舞伎揚げとアルフォートありゃ十分だろ」と坂口さんの心の中でツッコミが大忙し。
「結構それで仕事任せられるか決まりますよね」と大西さんも意味不明なことを言い出します。坂口さんは「何言ってんだ。プレゼン資料こっちに丸投げしたくせに!」と日頃の不満が込み上げてきます…!
そんなやり取りをしていると、松城さんが帰ってきたようです。
場面が切り替わると、お皿の上にはアイスクリームとアップルパイが盛り付けられ、はちみつっぽいソースが添えられおしゃれに仕上がっています。
松城さんは「こちらアップルパイのバニラアイス添えを特製のソースで仕上げた1品となります」「溶けやすくなっておりますのでお早めにお召し上がりください」とウェイターさんかのように丁寧に説明します。フレンチレストランにでも来た?って感じですし、特製のソースとは一体なんなのか…。
この予想外の買い出しセンスに圧倒される3人。小言を言っていた須藤さんも「ありがとう…」とお礼を言い、ナイフとフォークで静かに食べ始めるのでした。
これ以降3人は生涯に渡り「センス」という言葉を使わなくなったそうな。
このショートドラマを演じているのは太田プロダクションの俳優さんたち。上司役の須藤公一さんと社員役の坂口千晴さん・大西けんけんさん・松城凜さんによるやり取りがコミカルで思わず見入ってしまいました。
コメント欄では、「万札に見合ったもの来たなw」「結果『センス』の塊でした」「このめんどくさい上司を黙らせた有能社員さんステキ」などの声が寄せられていました。
もし買い出しを頼まれたときは松城さんのような“センス”を魅せつけてみたいものです。