「RTX840」
拠点間通信に利用され、中小企業で活躍中のYAMAHARTX830の後継機「RTX840」の発売が発表されました。
小規模拠点向けのアクセスVPNルーターは小さな事業所や支店などの拠点に設置し、インターネットを通じて安全に本社や他の拠点のネットワークに接続できるルーターです。VPN(仮想専用ネットワーク)機能を備えており、暗号化された通信でセキュリティを確保しながらリモートアクセスを可能にしています。
現行機のRTX830は2017年10月発売に発売され、発売から8年が経過しています。
RTX830

© Yamaha Corporation.
RTX840
後継のRTX840はRTX830と比べて4倍のメモリ(RTX830は256MB、RTX840は1GB)を搭載し、NATおよび動的フィルターの最大セッション数を150,000まで拡大した(RTX830は65,534)ほか、TCPコネクション処理性能も約30%強化されています。

© Yamaha Corporation.
オンラインゲームや動画配信などをされている方はNATセッション数が増え、NATセッション数が上限に達すると、通信が遅くなったり、途切れたりする可能性があります。販売されている家庭用のWi-fi機能付きのルーターでは2048~4096のセッション数が一般的ですぐセッション数が上限に達することがありますので、搭載メモリとともに最大セッション数は重要です。
また、拠点や端末がインターネットの通信を、わざわざ中央の本部を経由せずに、現地のインターネット接続を直接使って行うローカルブレイクアウトを手軽に利用に利用できるとのことで、こちらの機能にも注目です。
クラウドを利用する、ゲーマーの方や通信環境改善のために導入するのもよいですね。
現行のRTX830でも、通信環境が劇変しますので通信速度が遅いと思われる方は価格が下がるかもしれないRTX830にも注目です(中古も)。