2025年12月4日 — 高知大学(高知県高知市)の朝倉キャンパスで、学生と教職員の交流を目的とした新しい試みとして、学長自らが資金提供する「学長のおごり自販機」が設置されました。
この「学長のおごり自販機」は、高知大学の受田浩之学長(学内における学生支援・対話促進施策の中心人物)が、自らの裁量で設置したユニークなコミュニケーションツールです。従来の自動販売機同様、現金で飲み物を購入できる点は変わりませんが、「学長コイン」を用いることで無料で商品を購入できる仕組みになっています。
「学長コイン」の入手方法と目的
「学長コイン」は、キャンパス内で行われるインフォーマルな交流を促進するための独自トーク動画撮影に参加することで学長から直接配布されます。この仕組みは、学生と教職員が気軽に意見交換や悩み相談ができる場を増やし、大学全体の風通しを良くすることを狙いとしています。
受田学長はこの取り組みについて、
「学生が気軽に話しかけやすい環境をつくりたい。学長室と学生の距離を縮めることが、自由な発想と学びにつながると考えています。」
と述べており、大学のトップ自ら学生支援に関与している点が他大学に類を見ない斬新な取り組みです。
期待される効果と学生の反応
この自販機は高知大学内で全国初の試みとして注目されており、学生からは
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「学長と話すきっかけになってうれしい」
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「授業外で意見を伝えられる機会が増えた」
といった声が寄せられているほか、教職員からも
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「公式な場とは違う、フラットな対話が生まれる」
との評価が聞かれています。
背景と意義
大学におけるコミュニケーション不足は、学習意欲や学生生活の満足度に影響するとされ、教育現場で継続的な課題となっています。「学長のおごり自販機」は、物理的にも心理的にも障壁の低い対話の機会を提供する新しい試みとして、他大学や教育関係者からの関心も高まっています。