熊本の高校バレー界を牽引してきた鎮西高校バレー部。その歩みを描いたドキュメンタリー番組『エースの証』が、名将・畑野久雄監督の追悼企画として再放送されました。
本記事では、番組の内容とともに、震災から日本一へとたどり着いたチームの軌跡を解説します。

株式会社テレビ熊本
名将・畑野久雄監督を偲ぶ追悼再放送
2025年11月、鎮西高校バレー部を長年率いてきた畑野久雄監督が逝去。これを受け、テレビ熊本はドキュメンタリー番組『エースの証~鎮西バレー部 砂のコートからたどり着いた日本一~』を2025年12月29日に再放送しました。
半世紀以上にわたり指導を続けた畑野監督は、多くの日本代表選手を輩出し、高校バレー界に大きな足跡を残した人物です。
震災で失われた練習環境
鎮西高校バレー部は、過去5度の全国制覇を誇る名門校。
しかし、2016年の熊本地震により体育館を失い、練習環境は一変しました。
部員たちはグラウンド、いわゆる“砂のコート”から再出発。
全国レベルのチームにとって、これは極めて厳しい状況でした。
挫折を乗り越えたエースの成長
キャプテンでありエースの鍬田憲伸選手は、春高バレーでの敗戦やチームの低迷を経験。
決勝での連敗が続き、「準優勝の鎮西」と呼ばれる時期もありました。
それでもチームは再建を進め、世代交代と新戦力の加入によって戦力を強化。
特に有望な1年生の加入が、日本一への流れを大きく変えていきます。
21年ぶりの日本一へ

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苦難を乗り越えた鎮西高校は、ついに春高バレーで優勝。
決勝の瞬間、鍬田選手はコートに膝をつき、涙を流しながら「1」を掲げました。
その姿は、3年間の努力と葛藤、そしてチームの再生の象徴といえるでしょう。
ドキュメンタリーとしての価値
本作は単なるスポーツ記録ではなく、
・災害からの再起
・指導者の哲学
・高校生の成長物語
を重層的に描いた作品です。
特に「感謝」を軸にしたチームの姿勢は、スポーツに限らず多くの人に共感を与えます。
まとめ
鎮西高校バレー部の物語は、単なる勝利の記録ではなく、
逆境を乗り越える人間の強さを描いたドキュメントです。
畑野監督の指導哲学と選手たちの努力は、今後も語り継がれる価値があります。