ポッドキャスト組が語るTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』Vol.22働き方改革が生んだ“贅沢すぎる福袋”

TBSアナウンサーの安住紳一郎さんが2005年4月からパーソナリティを務める毎週日曜日10時から放送のTBSラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(以下「にち10」)。残念ながらTBSラジオの電波が届かない地域に住んでいるため、普段はポッドキャストで楽しんでいます。F2層(35歳~49歳 女性)の私が愛してやまない「にち10」のエピソードを紹介していくシリーズです。

今回は、働き方改革が生んだ“贅沢すぎる福袋”──2026年最初の『安住紳一郎の日曜天国』をご紹介します。

初めての“年明け録音放送”がもたらしたもの

これまで年明け最初の放送は生放送してきた安住さんたちですが、今回は働き方改革という時代の流れを背景に、番組史上でも珍しい「年明け初回・録音放送」でした。しかしながら、安住紳一郎というパーソナリティが「録音」という形式を逆手に取り、これ以上ないほど中身の詰まった放送=福袋を作り上げてしまっています。

この回の放送時間は、およそ1時間20分。普段のポッドキャスト配信が30分前後であることを考えると、異例とも言えるボリュームです。しかも単に長いだけではなく、最初から最後まで“捨てどころがない”構成になっています。それもそのはず、安住さん自身がTikTokの切り抜き動画を参考にエピソードを選んだので、面白くないはずがありません。

視聴者メッセージは3パート構成の大盤振る舞い

この「福袋」回では、リスナーからのメッセージ紹介が3パートに分かれていて盛沢山なのが嬉しいです。しかも内容は、年始らしい軽やかなものから、人生の節目や働き方、家族との距離感を考えさせるものまで幅広く、どれも光り輝くエピソードばかり。

中でも特に印象に残っているのは、若かりし頃の寝相を当時お付き合いしていた女性から「あなたの寝相はファラオのようだ」と言われた視聴者エピソードです。その話をきっかけに、安住さんの大学生時代のエピソードに発展します。安住さんに想いを寄せていたという外国人留学生から「私の王様」と呼ばれていたそうです。その思い出を噛みしめるパートが本当に面白かったです。

狛江市で開催の多摩川いかだレースの歴史

この「2026年日曜天国福袋」では、番組が長年追い続けてきた多摩川いかだレース についても、しっかりと時間を割いて振り返られています。

多摩川いかだレースは、単なる地域イベントではなく、『安住紳一郎の日曜天国』にとっては、番組がリスナーと“同じ場所・同じ時間”を共有してきた象徴的な出来事です

番組で初めて紹介されて以降、いかだ作りに本気になりすぎる参加者、毎年のように起こる想定外のトラブル、そしてなぜか胸を打つ完走後の達成感。

総集編を聞いた後は、映画一本を観終わったような感動が待っています。

番組が大切にしてきた「関係性」

今回の福袋を聞き終わって感じることは、『日曜天国』が一発の面白さよりも、関係性の積み重ねを大事にしてきた番組だということです。

知的レベルの高いAMラジオリスナー(安住さん談)から毎週寄せられるメッセージ、多摩川いかだレースや他で紹介された八丈町フランチャイズタウン放送、そして安住紳一郎という唯一無二の語り手としての味わいです。

それらが一つの「福袋」に収められていることで、この放送回は単なる年始特番ではなく、『日曜天国』という番組の履歴書のような役割を果たしています。まだ『日曜天国』を聞いたことがない人にとっては、とてもよい入口だと思いますので、ぜひお聞きください!

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