※過去記事はこちら
受験が目前に迫ると、親の不安は一気に大きくなります。
「今のままで大丈夫?」
「もっとできることがあるのでは?」
でも、私の場合はそもそも——“関わりたくても、関われない状況”でした。
息子は祖父母宅に下宿していたため、日々の様子を直接見ることができなかったのです。
見えないからこそ、不安は大きくなる
一緒に暮らしていれば気づけることも、離れていると分かりません。
・ちゃんと勉強しているのか
・体調は大丈夫なのか
・気持ちは折れていないか
想像するしかない時間が続きました。
模試の結果、それでも聞かなかった理由
3年生になると、学校や塾で多くの模試を受けます。
結果が良かったときは、息子から連絡がありました。
でも、悪かったときは——何もありません。
本当は、判定が気になって仕方ありませんでした。
「どうだった?」と聞きたくなる気持ちを、何度もこらえました。
でも、そこで気づいたのです。
聞くことは簡単。でも、それは
“親の安心のため”であって、
“子どものため”ではないかもしれない、と。
だから私は、あえて聞かない選択をしました。
息子を支えていた“勉強手帳”という存在
そんな中で、私の不安を支えてくれたのが、息子の「勉強手帳」でした。
2025年3月、誕生日にプレゼントしたものです。
正直、最初は続かないかもしれないと思っていました。
でも部活引退後、その手帳は変わりました。
・毎日の学習計画
・その日の反省
・1週間のタスク
・模試の結果と分析
ページいっぱいに、びっしりと書き込まれていました。
「見える努力」が教えてくれたこと
時々、息子の許可をもらって手帳を見せてもらいました。
そこにあったのは、
“これ以上ないくらい頑張っている姿”でした。
「全統模試にすべてをかける!」
「1日英単語200」
「このままじゃまずい」
「やっと単語帳の成果が出てきた」
その瞬間、思いました。
「もう、これ以上頑張れとは言えない」
親ができることは、口を出すことではなく、信じて任せることでした。
唯一の例外は「頼られたとき」
基本は見守るだけ。
でも一度だけ、関わる場面がありました。
大本命の公立前期試験前、息子から「手伝ってほしい」と言われたのです。
・単語帳づくり
・英作文ノートの整理
その時間は、親として関われた数少ない、そして大切な時間でした。
“親から踏み込まない。求められたら応える”
それが、この時期のちょうどいい距離感でした。
受験直前期の「正解」は距離感だった
見えないから不安になる。
でも、見えないからこそ信じるしかない。
・聞かない勇気
・言わない勇気
・任せる覚悟
この3つが、親に求められていたのだと思います。
まとめ
受験直前期、親にできることは限られています。
でも、その中で一番大切なのは——“子どもを信じること”でした。
関わりすぎないこと。
必要なときだけ手を差し伸べること。
それが、親としての最後の役割でした。
次回は、いよいよ迎えた共通テスト・私大受験・本命の公立大学前期受験についてお伝えします。