テレビ東京で放送されたフェイクドキュメンタリーシリーズ番組「TXQ FICTION」。
本シリーズは、数々のモキュメンタリー作品を手がけてきた大森時生氏と、YouTubeホラー界で人気を集める「ゾゾゾ」や「フェイクドキュメンタリーQ」に関わる皆口大地氏がプロデューサーを務めています。
前作の「イシナガキクエを探しています」で話題騒然となっていた最中、2024年末くらいに新たに放送されたのが、第2弾となる「飯沼一家に謝罪します」。
こちらも放送される度にネットをざわつかせていました。
本記事では、そんな「飯沼一家に謝罪します」のレビュー・考察をします。
良樹さんの現状と不可解な写真
今回ご紹介するのは最終回となる第4話。3話目に引き続き、良樹さんの母・悠美子さんへのインタビューから始まります。
明正さんの替え玉として番組に出演した良樹さんは、番組出演後から元気がなくなり動かなくなってしまいました。スタッフが良樹さんの居場所を尋ねると、2階の自室で療養中とのこと。実際に会わせてもらうと、ベッドに寝たきり状態でまるで植物状態のようです。
良樹さんの部屋を片付けているときに出てきた写真も見せてくれましたが、どれも顔が歪んでいて不気味です。真っ暗で何が写っているか分からないものも。さらに良樹さんは「“向こう側”へ行くために必要なんだ」と数珠が大きくなったような輪っかの怪しげな工作物を作っていたといいます。

中途半端な儀式の代償
悠美子さんの口から語られたのは、番組の裏側で行われていた「四十九日の裁き」という矢代さん独自の儀式。どういう儀式なのかはわかりませんが、「中途半端な知識で儀式なんてやっちゃいけないんですよ」と悠美子さんは静かに告げます。
ここのシーン暗くてよく見えないんですが、画面を明るくすると、なんだか手が2つあるように見えるんです。まるで何かと融合したみたいじゃないですか…?
ハワイ旅行の裏側
番組内で語られていた飯沼一家のハワイ旅行。旅行中の様子を収めたビデオに写っていた不気味な場所は、なんとハワイとは程遠い、凄惨な事件や事故が多発するいわゆる“曰く付き”といわれる日本の心霊スポットばかりでした。
なぜ飯沼一家はそんな場所を巡っていたのでしょうか…。

隠された明正さんの影
動画の終盤、スタッフは北海道に住む明正さんを再び訪ねます。そこでスタッフが提示したのが、あの真っ黒で何が写っているか分からない写真の輝度をあげて加工したもの。その写真に写っていたのは、紛れもなく明正さん自身の姿でした。
良樹さんと明正さん、そして彼らを結びつける「りんご」。
善意の贈り物に見えたものが、実は呪いや縛り付けの象徴にさえ見えてきます。

まとめ
今回で、断片的だったパズルがようやく結びついたような気がします。
あくまでも個人的な考察になりますが、
- 矢代さんが行った儀式はあくまで悪い気を封じ込めて運気を上げる程度のものだった(ただし素人のオリジナル儀式なので中途半端)
- しかし飯沼一家が明正への呪詛として書き込んでしまったため明正への呪いの儀式となってしまう (明正を『向こう側』へ送る儀式に変貌?)
- 明正はたまたまオカルトにハマっており、趣味で結界か何かを作っていたため偶然呪いを跳ね返すことができた
このように考えました。
真相に近づけば近づくほど、画面越しに伝わってくる「不快な湿り気」が増すような感覚はフェイクドキュメンタリーならではの面白さですよね。
皆さんもぜひ動画を観て、考察してみてください!