親子で挑んだオープンキャンパス体験記 【第1回】オープンキャンパスは「行く日」より「予約する日」が大変だった

「オープンキャンパスに行こう。」
そう決めたとき、私が一番心配していたのは、飛行機でもホテルでもありませんでした。

「ちゃんと予約が取れるだろうか。」今振り返ると、この心配は大正解でした。

実際に体験して感じたのは、オープンキャンパスは参加当日よりも、その前の準備、そして予約当日の30分がとても重要だということです。

今回は、地方から第一志望大学のオープンキャンパスへ参加するまでの「予約争奪戦」をお話しします。


「高校3年なら本人が予約すれば?」と思われるかもしれません

この記事を読んで、「高校3年なら、自分で予約させればいいのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

私も、できることなら本人に任せたかったです。しかし、現実はそう簡単ではありませんでした。

予約開始は7月中旬の平日12時30分。息子は当然、学校で授業中です。

スマートフォンを自由に操作できる状況ではありませんし、授業を抜けて予約するわけにもいきません。

一方、私たちは地方在住です。第一志望の大学までは飛行機や新幹線を利用する距離。

「また次の機会に行けばいい」と気軽に考えられる場所ではありません。

この一度きりのチャンスを逃したくない。その思いから、予約は親である私が担当することにしました。


オープンキャンパスの情報は、大学によって全く違う

一口にオープンキャンパスといっても、大学によって運営方法はさまざまです。

私立大学か国公立大学かでも違いますし、人気や受け入れ人数によっても申し込み方法は異なります。

息子が第一志望としていた大学では、4月頃には開催日が発表されました。

ところが、肝心の予約開始日はなかなか公表されません。

ホームページには、「開催のおよそ1か月前から予約受付開始予定」という案内だけ。

具体的な日時は書かれていません。

私は毎日のように大学ホームページを確認していました。

「今日こそ発表されているかな。」

そんな日々が続きました。


予約は、事前準備がすべて

ようやく発表された予約開始日時は、7月中旬の平日12時30分。

その時間に合わせ、仕事を調整。

さらに、当日に慌てないよう準備を進めました。

オープンキャンパスでは、

  • 模擬授業
  • キャンパスツアー
  • 留学説明会
  • 学部説明会
  • 個別相談会

など、魅力的なプログラムが数多くあります。人気企画は定員制。

そこで息子と一緒に、「これは参加したい。」「この説明会も聞きたい。」と相談しながら、一日のスケジュールを作成しました。

アカウント登録も事前に済ませ、予約画面の流れも何度も確認。

できる準備はすべて終え、「ここまでやれば大丈夫。」そう思っていました。


最後のボタンで、画面が止まった

そして迎えた予約開始当日。

12時30分ちょうど、サイトへアクセスし、予定どおり希望プログラムを選択。

最後の「申し込み完了」ボタンをクリックしました。

ところが、その瞬間、画面が止まりました。

読み込み中のまま、まったく動きません。

「えっ?」

「ブラウザを閉じて最初からやり直した方がいい?」

「でも、やり直している間に満席になったら?」

頭の中はパニックです。


夫の一言で、そのまま待つことに

実はその日、たまたま夫も仕事の予定を調整し、一緒にいてくれました。

私は焦って、

「やり直した方がいいかな。」

と聞くと、夫は落ち着いて、

「いや、このまま待った方がいい。」

と一言。

正直、その判断が正しいのかは分かりませんでした。

でも、ブラウザを閉じてしまえば、それまで入力した内容も失われるかもしれません。

夫の言葉を信じ、そのまま待つことにしました。

時計だけが進んでいきます。

3分。

5分。

「やっぱり閉じた方がよかったのでは。」

そんな気持ちが何度も頭をよぎりました。

そして約10分。

ようやく画面が切り替わりました。

「申し込みが完了しました。」

その文字を見た瞬間、本当に安心しました。

たった10分。

でも、私にはとても長く感じた10分でした。


原因は、私だけではなかった

その日の夕方、大学ホームページを見ると、お知らせが掲載されていました。

予約開始直後、アクセス集中によるサーバー障害が発生していたという内容でした。

「ああ、やっぱり。」

あのフリーズは私だけではなかったのです。

人気アーティストのライブチケットを取るような緊張感。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、地方から参加する私たちにとっては、この一度の予約を逃すわけにはいきませんでした。

だからこそ、予約完了の画面が表示されたときの安心感は、今でも忘れられません。


オープンキャンパスは、当日より前から始まっている

今回の体験で実感したのは、オープンキャンパスは当日だけのイベントではないということです。

情報を集める。

予約開始日を待つ。

参加したいプログラムを決める。

交通や宿泊を手配する。

そして予約当日に備える。

これらすべてが、オープンキャンパスの一部でした。

特に地方から参加する家庭にとっては、一度の遠征がとても貴重です。

だからこそ、「予約」は決して軽く考えず、できる準備は早めに進めておくことをおすすめします。

私たちは無事に予約を取ることができました。

そして実際に参加してみると、もう一つ強く感じたことがあります。

「オープンキャンパスは、いつ参加するのがベストなのか。」

高校3年生で参加した私たちだからこそ感じたことを、次回お伝えします。

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