「オープンキャンパスって、親も一緒に行くもの?」この時期になると、SNSでは毎年こんな話題を目にします。
「大学は自分が行きたい場所なんだから、一人で行かせるべき。」
「交通や宿泊の手配も、自分で経験させた方がいい。」
「親がついて行くのは過保護では?」
一方で、
「遠方だから一緒に行く。」
「保護者説明会があるから参加する。」
「一人暮らしの相談もしたい。」
という声もあり、本当にさまざまです。
もちろん、どれが正解ということはありません。
ただ、飛行機や新幹線を利用する距離の大学を受験し、一人暮らしも予定していたわが家では、
「親も参加して本当に良かった。」
これが率直な感想です。
親子で参加しても、ほとんど別行動でした

「親も参加する」と聞くと、一日中子どもについて回るイメージがあるかもしれません。
でも、わが家は違いました。
息子は模擬授業や学部説明、キャンパスツアーなど、事前予約していたプログラムへ。
私は保護者説明会へ。
一緒に行動したのは、お昼ご飯と留学説明会くらいでした。
親子それぞれが必要な情報を集め、最後に
「こんな話だったよ。」
「私はこんなことを聞いてきたよ。」
と情報交換をする。
そんな一日でした。
高校生にもなると、親がずっとそばにいる必要はありません。
だからこそ、それぞれが充実した時間を過ごせたように思います。
保護者説明会だからこそ聞けた話
保護者説明会では、授業料や入学金、大学独自の奨学金制度について詳しい説明がありました。
息子は英米学科を志望していたため、留学制度の説明もとても参考になりました。
「どのくらいの学生が留学しているのか。」
「費用はどのくらいかかるのか。」
「どんなサポートが受けられるのか。」
パンフレットだけでは分からない話を直接聞けたことで、親として安心できた部分がたくさんありました。
大学生活は授業だけではありません。
学費や奨学金、留学制度など、保護者だからこそ気になる情報を詳しく知ることができたのは、とても大きな収穫でした。
学生スタッフの対応が大学の印象を変えた
今回、一番印象に残ったことがあります。
それは、学生スタッフの皆さんの対応でした。
場所が分からず尋ねると、口頭で説明するだけではなく、その場所まで案内してくださいました。
「どちらから来られたんですか?」と自然に話しかけてくださったり、息子と同じ高校の卒業生が学生スタッフとして参加していることを伝えると、「ちょっと探してきますね!」と、わざわざその先輩を探してくださったこともありました。
こうした親切な対応に触れ、
「この大学は学生同士の雰囲気もいいんだろうな。」
「ここなら安心して子どもを送り出せそう。」
そんな気持ちになりました。
もちろん、オープンキャンパスの学生スタッフは、自ら希望して参加している意欲的な学生が多いと思います。
それでも、その学生たちの姿から大学全体の雰囲気や教育環境を感じられたことは、保護者として大きな収穫でした。
親にしか見えない景色がある
私は今回、保護者として大学を見て回りました。
息子は「学びたい内容」を見ていましたが、私は「安心して送り出せる環境か」を見ていました。
学費や奨学金。
留学制度。
学生スタッフの雰囲気。
そして大学全体の空気感。
親と子どもでは、同じキャンパスを歩いていても見ているものが違います。
だからこそ、親が参加する意味があるのだと感じました。
私にとっても「受験本番」の予行演習になった
前回の記事でもご紹介したように、オープンキャンパスは受験当日の予行演習にもなりました。
半年後には、またこの大学へ来る。
その時は受験本番です。
駅から大学までのルート。
キャンパス内の位置関係。
周辺の様子。
実際に歩いてみたことで、当日の不安はかなり減りました。
また、一人暮らしについても情報を集めることができました。
大学周辺の生活環境や住まい探しについて知ることができたのも、大きな収穫です。
この話は次回、「遠方受験だからこそ準備して良かったこと・後悔したこと」として詳しくお伝えします。
遠方受験や一人暮らしなら、保護者も参加する価値はある
「親もオープンキャンパスに行くべきですか?」
そう聞かれたら、私はこう答えます。
遠方受験や一人暮らしを予定しているなら、一度は保護者も参加する価値は十分あります。
大学生活は、子どもだけでなく、家族にとっても大きな節目です。
親だからこそ気付けること。
親だからこそ安心できること。
そして、子どもと情報を共有しながら受験に向き合えたこと。
わが家にとって、オープンキャンパスは大学を見学するだけの一日ではありませんでした。
親子それぞれが未来の大学生活を具体的に思い描くことができた、とても貴重な時間だったと感じています。